＊RW story ＊ ページ33
・
あー、ダルい。
ペラペラ捲る本には
ぎっしりと文字が並んでいて
一瞬でやる気を失う………………
「リョウク、遊びに行かね？」
「今日？ゴメン、パス。
車校あんの。」
「了解〜じゃあな。」
はぁ、、、
何が悲しくて学校が終わっても勉強してるんだろ
面倒くせー、早く免許を取ってやる。
免許がない母親が
体を壊したのをキッカケに
「リョウク、、、車校代はお母さんが払うから免許取ってもらえないかしら？
病院に通院したいの。リョウクにしか頼めないから………だからお願い。」
突然言われてビックリしたけど、
生憎父親は海外赴任中で。
一人っ子の僕が息子であり父親役も兼ねている
「わかった。申し込んでくる。」
高校卒業を控えた冬。
学校まで送迎のバスが来てくれる車校を選んで
入校した。
勉強はキライじゃないし
車の運転もゲームで慣れているから
トントン拍子に進み、初めて教習所で車に乗ることになった。
「えっと、21号車は…………」
指定された車に行くと
ちょうどチャイムが鳴り
教官たちがゾロゾロと歩いてきた。
「こんにちは。」
僕の前に立ったのは
まさかの女教官！！
「こんにちは…………」
マジ？
女なんてムリ。
おっさんの方がいいんだけど。
「はい、カルテ。貸して。」
手に持っていたカルテを渡すと
ざっと目を通し
「早く車に乗って。」
「はい」
無駄な会話なんてない。
僕は車に乗ると
確認だけしてエンジンをかける。
「先生、発進してもいいですか？」
「どうぞ。」
僕はゆっくりアクセルを踏んだ。
安全運転、交差点の確認、信号、一旦停止、
カーブ、駐車………………
そつなくこなして車を停める。
「思っていたよりも上手ね。
じゃあ、もう一周して。」
今度は、少しだけ気持ちに余裕ができて
先生に話し掛けてみた。
「先生って女なのに教官なんですか？」
「そうよ。悪い？」
「いや、別に。」
「女が嫌なら受け付けに伝えて。
そしたら男性教官になるから。」
何でこんなにツンツンしてんの？
そう思ったら
次もこの先生を指名してやろう…………
そんな感情が僕の中に芽生えた。
一時間の教習を終えて
次の予約を取る。
「この時間帯だとA先生ですけどいいですか？」
あの人。
Aって言うんだ………………
もちろんOKして
バスに乗り込んだ。
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向日葵(プロフ) - やーさんさん» いつも温かいお言葉ありがとうございます(*^_^*)完結するなら全員で幸せな結末にしたくて書きました♪楽しんで頂けたら嬉しいです！これからもどうぞお付き合い下さいね(*^ー^)ノ♪ (2019年7月22日 13時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - こんにちは。久しぶりにお話しを読む時間ができて。一気に楽しませていただきました〜(*^-^*)SJの和気あいあいとした楽しい雰囲気を感じられて嬉しかったです！ギュの帰還の時の感激もよみがえりました！いつも素敵な作品をありがとうございます(*^▽^*) (2019年7月19日 10時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ〜嬉しいお言葉｡:+((*´艸`))+:｡いつもありがとうございます☆感謝です(*^_^*) (2019年7月14日 7時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとうございます。ほのぼのしました。うんやっぱSJは、こうじゃなきゃ(o^^o) (2019年7月14日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» やっぱりSJは、こうでなくちゃ！(笑)そんな思いを込めて書きました(*^_^*)伝わるといいな♪ (2019年7月14日 6時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年5月1日 18時
