＊7＊ ページ26
・
-RW side-
宛もなく歩いても時間のムダ。
携帯を取り出してヌナの名前をタップする。
何回掛けても留守電の冷たいアナウンス
RW「あっ、もしもしヌナ？
悪いんだけどさ………」
最終手段。
ヌナの自宅に向かう。
ヌナからもらったメールに添付された地図
それを頼りにひたすら歩く。
白いマンションの2階の角部屋
灯りは……ついていない。
まだ帰ってきていないのか？
それとも別の場所か？
とりあえず、近くの植え込みに腰を降ろした。
しばらくして
カツカツとヒールの音が風に乗って聞こえてきた。
あの歩き方＿＿ヌナだ。
入り口のドアに手を掛けた瞬間
RW「何で勝手に帰るんだよっ。」
背後から聞こえた僕の声にビクッと肩を竦めて
慌てて振り向いた。
パクパクと口を開けるけど
驚いて声が出ない
まるで水槽の中の金魚みたい(笑)
「ほ、本物……？」
RW「偽物に見える？」
「えっ、あの、えっとっ、リョウクくん？」
RW「何？」
「何してるの……？」
RW「ヌナを捕まえに来た。」
「何で？」
RW「みんなに言われたから………」
ようやく落ち着いたのか
「よかったらコーヒーでも飲んでいきますか？
部屋、散らかってますけど」
RW「ん。遠慮なくお邪魔する」
こうしてまさかの展開でヌナの部屋に向かった。
「どうぞ。」
と案内された室内。
2LDKの間取り
白を基調とした部屋
テーブルの上には
何やらイラストが広げてあった
RW「何、これ？」
と、１枚を拾い上げると
「わぁ、ダメっ、、、
私、絵が下手くそなんです………」
と真っ赤な顔をして僕の手から奪い取る。
RW「何に使うの？」
「実はキッズの教室で
イラストがあった方がわかりやすいかな？って
だから、必死に描いているんですけど
ニガテ過ぎてイメージ通り描けなくて………」
そういうことか＿＿＿
確かにあの絵は酷すぎる(笑)
RW「紙とペン貸して」
僕はヌナの描こうとしたものを描いてみた。
「リョウクさんって歌もお話も上手だし
絵も描けるなんてスゴいですね」
僕の横で感心するヌナに
RW「ニガテなこともたくさんあるよ。
人に優しくできないところや
気持ちをうまく伝えられないところ。
僕って冷たく見られるんだ。
だからかな？恋愛も続かないし(笑)」
自分で言っておきながら
笑えてきた。
自己嫌悪………
だけどヌナは
「私も一緒！」と嬉しそうに笑っていた。
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向日葵(プロフ) - やーさんさん» いつも温かいお言葉ありがとうございます(*^_^*)完結するなら全員で幸せな結末にしたくて書きました♪楽しんで頂けたら嬉しいです！これからもどうぞお付き合い下さいね(*^ー^)ノ♪ (2019年7月22日 13時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - こんにちは。久しぶりにお話しを読む時間ができて。一気に楽しませていただきました〜(*^-^*)SJの和気あいあいとした楽しい雰囲気を感じられて嬉しかったです！ギュの帰還の時の感激もよみがえりました！いつも素敵な作品をありがとうございます(*^▽^*) (2019年7月19日 10時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ〜嬉しいお言葉｡:+((*´艸`))+:｡いつもありがとうございます☆感謝です(*^_^*) (2019年7月14日 7時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとうございます。ほのぼのしました。うんやっぱSJは、こうじゃなきゃ(o^^o) (2019年7月14日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» やっぱりSJは、こうでなくちゃ！(笑)そんな思いを込めて書きました(*^_^*)伝わるといいな♪ (2019年7月14日 6時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年5月1日 18時
