＊DH story＊ ページ17
・
１年前……………………
夜景を見ながら
私たちは話し合いの末、離婚をした。
＿＿＿＿来年の今日、会えるかな？
＿＿＿＿会わない。何で？理由は？
＿＿＿＿俺は嫌いになったわけじゃないから。
＿＿＿＿ムリよ。元気でね。
それなのに
約束の日が近付くと
メールが届いた。
『プロポーズした場所、覚えているか？
あの場所で待ってる。』
無意識に視線を落とした先
外してしまった指輪の跡
左の薬指を眺めていた………………
約束の日は
朝から落ち着かなくて。
時計ばかり気にしてしまう。
約束の時間から5分が過ぎて
待ち合わせ場所に向かうと
ベンチに座って俯いているドンヘの姿
ゆっくりと歩み寄ると
私のヒール音に視線をあげたドンヘが
私を確認して嬉しそうに微笑む。
DH「来てくれてありがとう。
A…………元気だった？」
「それより…………何でここなの？」
DH「時間、大丈夫？
少し付き合ってくれる？」
ドンヘは立ち上がり
私の手を握った。
黙ったまま引かれた手
温かいドンヘの温もり
手を繋ぐという行為すら
忘れていた感覚
目の前には
記念日には必ず行っていたレストランが
見えてきた。
お互いにハンバーグが大好きで
いつも違う味を注文して
分けあって食べていたっけ。
DH「デミグラスハンバーグとチーズハンバーグセットを。」
メニューを見なくても私の好きなものを覚えているドンヘ
「ねぇ、何で今日はスーツなの？」
ずっと気になっていた。
いつもラフな格好だったのに………
何かあったのかな？
DH「今日はさ、離婚してから１年。
離婚記念日だろ？
だから少しだけきちんとした方がいいかと思って。」
「離婚記念日って…………」
離婚に記念日なんて………
そんな日なんて要らないでしょ
DH「もう一回
Aと向き合いたいから。
今日の日を忘れたくないんだ………」
ドンヘはいつも真っ直ぐで
自分の思いを貫く人。
「離婚記念日なんて私たちぐらいでしょ？
普通は………」
DH「人と比べる必要なんてないじゃん。
俺は………俺とAさえいればいい。
周りなんて興味ない。」
運ばれてきたハンバーグを食べながら
この１年を振り返り他愛もない話をする。
わかったことは
まだお互いにフリーだということ。
ホントはそれが聞きたかったのかもしれない
お互いが別の人と新しい生活をしていることを
想像したくなかったから
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向日葵(プロフ) - やーさんさん» いつも温かいお言葉ありがとうございます(*^_^*)完結するなら全員で幸せな結末にしたくて書きました♪楽しんで頂けたら嬉しいです！これからもどうぞお付き合い下さいね(*^ー^)ノ♪ (2019年7月22日 13時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - こんにちは。久しぶりにお話しを読む時間ができて。一気に楽しませていただきました〜(*^-^*)SJの和気あいあいとした楽しい雰囲気を感じられて嬉しかったです！ギュの帰還の時の感激もよみがえりました！いつも素敵な作品をありがとうございます(*^▽^*) (2019年7月19日 10時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ〜嬉しいお言葉｡:+((*´艸`))+:｡いつもありがとうございます☆感謝です(*^_^*) (2019年7月14日 7時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとうございます。ほのぼのしました。うんやっぱSJは、こうじゃなきゃ(o^^o) (2019年7月14日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» やっぱりSJは、こうでなくちゃ！(笑)そんな思いを込めて書きました(*^_^*)伝わるといいな♪ (2019年7月14日 6時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年5月1日 18時
