＊3＊ ページ15
・
真っ赤な目をしたAは
僕が来たことに驚いて後ずさりをする
RW「逃げんなよ」
グッと手を引っ張って抱きしめた。
あり得ない速さの鼓動が服から伝わり
同時に抱きしめる力を強めた。
RW「そのままでいいから僕の話を聞いて。
もうすぐって覚悟を決めたのに
状況が変わってしまって……………
ホッとしたような、ショックを隠しきれないような。
そんな気持ちが葛藤していたんだ。
周りが大丈夫？って聞いてくる度
大丈夫って言うのが疲れてきて。
すべてに無気力になって。
立ち止まるってこんなに怖いんだって
自分だけ取り残されたみたいで
不安に押し潰されそうだった……………
Aはどんなときも笑顔で励ましてくれるのに
それすら鬱陶しくて
冷たくすることしかできなかった」
「リョウクが……………
私に触れてこないのも……………それで？」
恐る恐る僕の目を見ながら聞いてくる。
RW「情が移りすぎるのが怖かった
そこに溺れたくないから」
「そっか…………でも安心した………
私ね、女として見られてないのかなぁ。って
オンニや、リョウクの周りの可愛いアイドルみたいな女としての要素がないから(笑)」
小さく笑うAは
僕の胸からすり抜けると
「リョウク、私はいつでも応援してる。
体は離れていても心は繋がっていられるように頑張るから。だから…………………」
RW「だから……………？」
「私、彼女のまま…………側にいさせて。
何にもいらないから、ただリョウクの彼女でいたいの……………
だって好きなんだもん。
好きすぎて苦しいの、寂しいの、もっと一緒にいたかった……………」
感情が高まりすぎて
しゃがみこんで泣き始めたA
RW「バカだな…………」
グスグスッと体を震わせるAをしっかり抱きしめて
RW「2年………ちゃんと待ってろ。
強く逞しくなって帰ってくるから…………
スタイリストの腕も磨いておけよ？
専属になりたかったらさ。
A
今さらだけど……………好きだよ。」
「リョウク…………………」
涙で濡れた頬を指で拭い
小さく微笑んでからそっと唇を重ねた
何度も何度も。
離れたくない、離したくない
そんなキスをくり返した
・
・
旅立ちの前日＿＿＿＿
最後に呼び出した先。
Aが好きだった僕のラジオDJ姿
その姿を見せたくてブースに座らせた。
RW「しっかり聞きなよ？」
僕はAへの感謝のメッセージを伝えた
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向日葵(プロフ) - やーさんさん» いつも温かいお言葉ありがとうございます(*^_^*)完結するなら全員で幸せな結末にしたくて書きました♪楽しんで頂けたら嬉しいです！これからもどうぞお付き合い下さいね(*^ー^)ノ♪ (2019年7月22日 13時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - こんにちは。久しぶりにお話しを読む時間ができて。一気に楽しませていただきました〜(*^-^*)SJの和気あいあいとした楽しい雰囲気を感じられて嬉しかったです！ギュの帰還の時の感激もよみがえりました！いつも素敵な作品をありがとうございます(*^▽^*) (2019年7月19日 10時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ〜嬉しいお言葉｡:+((*´艸`))+:｡いつもありがとうございます☆感謝です(*^_^*) (2019年7月14日 7時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとうございます。ほのぼのしました。うんやっぱSJは、こうじゃなきゃ(o^^o) (2019年7月14日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» やっぱりSJは、こうでなくちゃ！(笑)そんな思いを込めて書きました(*^_^*)伝わるといいな♪ (2019年7月14日 6時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年5月1日 18時
