＊RW story＊ ページ13
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とうとう来たか。
それが率直な感想。
もちろん覚悟はしていた。
30才が近付くにつれ
身に迫る大きな決断。
周りは既に経験者で
「頑張ってこいよ」と
背中を押してくれたけど………
後は＿＿＿＿彼女に伝えるだけ。
・
・
不規則な仕事をしている僕と同じくらい
休みなく働く彼女は同じ業界の人間で。
だからこそ融通が利く。
だけど、そんなに簡単にはいかないもの。
目の前にいる彼女は
僕からの言葉に肩を震わせて泣いてしまったから
「……………2年？」
RW「そう。」
「……………2年待てば帰ってくる？」
RW「うん。」
「あと何回こうやって会えるかな？」
RW「どうだろうね。」
「たくさん…………会えるかな？」
RW「さぁね。」
わかってる。
彼女の気持ちぐらい。
残された日々を
どうやって過ごすか
今のうちにたくさん思い出を作って
寂しくならないように。って
それは余計に寂しさを煽る気がしたけど
彼女なりに必死に乗り越えようとしているから
RW「ギリギリまで仕事はするつもりだから会えるんじゃない？」
「そうなんだ………
じゃあ、私も会えたりするかな？」
RW「多分。」
彼女の言葉に単語でしか返さない僕。
きっと素っ気ないとか冷たいとか
思っているだろう
だけど、ニガテなんだ。
自分の心の中を見せるのが。
最初に告げられた日。
あと少しだと思っていた矢先に
急遽延期になってしまった。
そこからはスケジュール調整やら
新しいオファーで上の人間たちがバタバタ動き回っていた
さすがの僕も気持ちが落ちてしまって
何もする気が起きない
何で？どうして？僕だけ？
誰にも聞けない、誰も責められない。
気持ちが荒んだ僕に
「神様からのプレゼントだよ。
リョウクはいつも頑張っていたし、ちょっとした休憩！充電期間だと思えばいいんじゃない？」
久しぶりの同じ仕事。
控え室で衣装を直しながら僕に声を掛けてきた彼女。
「何それ？神様だって？
そんな休憩とか欲しいなんて頼んでないし。
バカじゃないの？」
僕より小さい彼女を
上から見下ろして吐き捨てた冷たい言葉
「あっ、えっ、と……ゴメン、ねっ、、、」
僕のイライラを身体中で感じたのか
じんわりと溢れる涙。
カツカツと
わざと靴音を立てて控え室を出ていく。
RW「って言うか………情けない。」
まるで子どもみたいに
思い通りにいかないことに腹を立てる自分がイヤになる。
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向日葵(プロフ) - やーさんさん» いつも温かいお言葉ありがとうございます(*^_^*)完結するなら全員で幸せな結末にしたくて書きました♪楽しんで頂けたら嬉しいです！これからもどうぞお付き合い下さいね(*^ー^)ノ♪ (2019年7月22日 13時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
やーさん(プロフ) - こんにちは。久しぶりにお話しを読む時間ができて。一気に楽しませていただきました〜(*^-^*)SJの和気あいあいとした楽しい雰囲気を感じられて嬉しかったです！ギュの帰還の時の感激もよみがえりました！いつも素敵な作品をありがとうございます(*^▽^*) (2019年7月19日 10時) (レス) id: 35f5208f21 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» わぁ〜嬉しいお言葉｡:+((*´艸`))+:｡いつもありがとうございます☆感謝です(*^_^*) (2019年7月14日 7時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんありがとうございます。ほのぼのしました。うんやっぱSJは、こうじゃなきゃ(o^^o) (2019年7月14日 6時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» やっぱりSJは、こうでなくちゃ！(笑)そんな思いを込めて書きました(*^_^*)伝わるといいな♪ (2019年7月14日 6時) (レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2017年5月1日 18時
