サクラ咲くボクたちの恋〜ヌナから彼女に変わるまで特別編〜

＊お揃い嬉しいでしょ？＊ ページ2

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目が覚めると
空は澄み渡り、眩しい日射し。


RW「よしっ、晴れた！
ヌナ、行くよ！！」


僕の後ろから慌ててついてくるヌナを
助手席に乗せる


「リョウクくん………私、後ろでいいよ」


いつもは暗黙の了解で

後部座席で目立たないように座るから
今日ぐらいは。って運転席から手を伸ばし
助手席に座らせる。



RW「さっさと乗る！わかった？」



ちょっと強引に男らしく

アクセルを踏んで車を発進させる



窓から見える景色に


「わぁ、海が見える！ねぇ、見て！見て！」


子どもみたいにはしゃぐヌナが可愛くて
鼻歌まじりでハンドルを握る。


だんだんとクリアに見えてきた風景に
驚きを隠せない様子。



「リョウクくん…………？」


ヌナの言いたいことなんてわかる


きっと動揺してるでしょ(笑)



RW「今日はいっぱい遊ぼ。ねっ？」


ヌナの返事なんて聞かないよ。
マイナスだらけなんだもん。


僕が大丈夫って言ったら大丈夫。


この先、何が待ち受けているかわからない
だけど守る自信はあるから。



入り口のゲートに向かうと
だんだん俯くヌナ。


ゲートをくぐるとグッズのワゴンを見つけて
ヌナの手を引っ張って一緒に見ようとするけど
手を離そうとするから強く握りしめた


ハート型のサングラス
リボンがついていて一目惚れ。

RW「ヌナはこれね。僕はこっち。」


僕は少し大きめのサングラス。


その横にあった帽子。
紫色の柄で耳のついたものを手に取ると
一緒に会計をする


RW「ね、これも被って！！」


ヌナは被ると僕の方を見る


RW「ん、可愛い(笑)

この垂れ下がったボンボンが可愛い〜！」


ボンボンを揺らすと

「リョウクくん……恥ずかしいよ………」


RW「何で？」


「だって………周りの人………みんな若い子たちばかりだよ？」


RW「あのさ〜みんな自分が楽しむことに夢中なんだから誰も見てないの！！

よし、次はお揃いのTシャツ買おうよ！」


近くのショップでTシャツを選ぶ


僕は紫。ヌナはピンク。


RW「ヌナ、ほら、着て。」

ベンチに座りヌナにTシャツを着せる


RW「これで僕たちも一緒だよ！
だから気にしないでたくさん遊べるよ？」


「うん、ありがとう…………」


RW「まず何に乗る？

あっ、ジェットコースターは怖いからイヤだけど〜ヌナと一緒なら乗ろうかな？」


「私もダメ………怖いのニガテ………」


RW「なーんだ。一緒じゃん(笑)」


「だって心臓が口から出そうになるもん……」


くくく。可愛いな

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