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駅とデパートの間にあるカフェに入ると
モーニングをする会社員がたくさんいて
一番奥の空いた席に座ると、何だか時間がもったいなくてつい急いでコーヒーを注文する
彼女の口からは、僕への感謝ばかり。
「当たり前の事をしただけですよ」
そう言う僕に優しく微笑む彼女
「リョウクさんは、うちのデパートによくお越し頂いているんですか？」
さっき歩きながら、後でデパートに行く話をしたからかな？
「あー、えっと展望台が好きなんです。街の風景を見渡せるから……」
僕のお気に入りの場所
いつも癒される場所なんだ
「ありがとうございます。これからも、ぜひ足を運んで下さいね。」
彼女と出会ってから、すごく気になっていることがあるんだ
「あの、一つ聞いてもいいですか？
言葉づかい……すごくキレイですよね。
それは、職業柄？」
デパートって上品なイメージだから……
そう付け加えると
クスクス笑って
「私、実はエレベーターガールなんです」
って明かしてくれた
あっ、だからか……
姿勢の良さだったり黒髪とかメイクの仕方が何か普通の女性と違うと感じたのは。
「何だか、恥ずかしいですね。いろいろ聞かれてしまうと隠せないので(笑)」
チラッと時計を見て
「そろそろ出勤時間なので、失礼させて頂いてもよろしいですか？本当に今日はありがとうございました。
また、デパートでお待ちしていますね。」
丁寧に挨拶をして僕の前から去っていく
やっぱり後ろ姿が凛としていて、エレベーターガールて聞いて納得してしまった
と、同時に働いている彼女を見てみたいとも思った
何だろう………この気持ち
ほんの一瞬の出会いだったのに
なぜか、もっと彼女を知りたくて
だけど、今、僕がわかるのは
名前と年齢と職業だけ。
どうすることもできず、開店するまで近くの公園に向かった
リュックから取り出したスケッチブックとペン
気づけば彼女の笑った顔を思いだしペンを動かしていた
止まることなく書き続け、仕上がった彼女の顔
そこに僕のサインと日付を書き込んだ
また、会えるように………
そんな願いを込めて、僕はデパートに向かった
開店したばかりなのに、たくさんの人がいて
とりあえずエレベーターに向かった
３つの扉。
どこに彼女が乗っているんだろう？
とりあえず、自動運転の扉は違う
残りの扉が開くのをドキドキしながら待つ
チーン…
高い音が響き、１の数字のランプが点滅し始めた
扉が開いて挨拶したのは……彼女だった
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向日葵(プロフ) - manmaruuさん» コメントありがとうございます(*^_^*)完結した作品を読んでコメントをもらえるとすごく嬉しいです♪リョウクの魅力が伝わりましたか？またよければ他の作品も読んで下さいね( *´艸｀) (2019年11月3日 5時) (
レス) id: fc49dfefaf (このIDを非表示/違反報告)
manmaruu(プロフ) - こんにちは！こちらのリョウクくんにも蕩けさせられました(//∇//)とっても面白かったです(^^)！ありがとうございました！！ (2019年11月2日 10時) (レス) id: 786210485f (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん、大満足だなんて…嬉しい！いつか、まゆまゆさんがもっとお腹いっぱいになるようなりょくちゃんを書きたいなー(笑)いつもコメントありがとうございます！ (2016年2月13日 21時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - 最後は大好物のナムジャリョウクで大満足です。ありがとうございました。 (2016年2月13日 10時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - みうさん» ドキドキしてもらえて嬉しいです！一番幸せな言葉です。次の話も着々と進んでいます。よかったら、またお付き合い下さいね！ (2015年12月3日 21時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年10月4日 11時
