サプライズハピバ ページ8
きいちゃんのスヤスヤ眠る顔を見て、そっと部屋を出てリビングに向かう
あれ？静か…
どうしたんだろう？
ガチャーーーーーー
そっとリビングのドアを開けると
パーンーーーーーーーーーーー
目の前で紙テープが飛び交って
「おめでとー！！」
リョウクの声が耳元で響く
「えっ？えっ？なに？えっ？」
完全に状況が読めない私に、リビングの電気がついて
HAPPYBIRTHDAYA
壁一面に貼ってあるポスター
あっ、もうすぐ誕生日………………
ようやく理解した私の目から涙が溢れて、視界が霞む
「もう、ヤダ…ビックリさせないでよ」
お母さんもニコニコ笑っていて、リョウクが嬉しそうに、
「じゃあ主役が来たので、パーティー始めよ！」
テーブルに並んだ料理とケーキ
お母さんの味ーーーー
今日留守番をしながら作ってくれたのかな？
「お母さん、ありがとう」
「お礼はリョウクさんにね。お母さんは秘密を守って手伝っただけだから」
ホント、娘より仲が良すぎるんだから
「サプライズハピバって言うの？カタカナが多くて、うまく言えないわ(笑)」
お母さんが恥ずかしそうに笑うから
「お母さんってば…」
つい笑ってしまう
３人で、いろんな話をして
メンバーのおもしろい話を笑いながら聞いて
リョウクの次にウネが好きなお母さんに、次はウネも誘って食事会の約束をしてくれたり
女子会並みの止まらないトーク
「A、これをあなたに…」
そう言ってお母さんから渡されたのは、
指輪ーーーーーー
お父さんとお母さんの結婚指輪よ。って
何で？私に…？
「一人娘のあなたに持っていて欲しいの」
昔だから、そんな高価じゃないけど、お父さんからの最初で最後のプレゼントだから。
私はネックレスに２つの指輪を通した
胸元で光る指輪
「僕も、きいちゃんに何か残したいな〜」
私の胸元の指輪を触りながら、リョウクが呟く
ねぇ、リョウク
私があなたに出会えたのは、奇跡だって言ったのを覚えてる？
私がこの世に生まれたのは、お父さんとお母さんのおかげで……
お父さんとお母さんが出会ったのも運命
こうやって、繰り返されるんだよね。
シアワセがずっと続くように…………
私の誕生日。
それは、親に感謝する日でもあるのかな？
お母さん
私を生んでくれてありがとう
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向日葵(プロフ) - たまさん» たまさん、初めまして！コメントありがとうございます！こうやって完結した作品に感想を頂けると喜びも倍です♪幸せの形は人それぞれですが、リョウクとヒロインが幸せになって欲しいなぁ。と願いながら書きました。また、たまさんに読んで頂けるように頑張ります！ (2016年6月30日 8時) (
レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
たま - 感動しました！！リョウクさんにキュンキュンです。こんな風に幸せになってくれたら嬉しいなぁ。私もだいぶ上なので、つい感情移入してしまいましたー！また楽しみにしています！ (2016年6月29日 20時) (レス) id: 705b520df1 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ユウクさん» ユウクさん、いつも温かいコメントをありがとうございました！いつも私の励みであり楽しみでした。この作品は私にとっても大切な作品になりました。また、よければ他の作品にも遊びに来て下さいね。 (2015年8月6日 12時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウク - 完結してしまってさびしいです(´・ω・`)連載お疲れさまでした。 (2015年8月6日 9時) (レス) id: 023174cc31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - やかんさん» わぁ、嬉しいです！実は他の読者さんにも、そう言って頂けて光栄です(笑)リョウクの話、これからも作っていきたいと思っています♪他の作品も、リョウクメインですが…また、ヌナシリーズ以外で好きなリョウクがいたら教えて下さいね！ (2015年8月5日 17時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年4月4日 8時
