＊2〜RW〜＊ ページ7
帰りの車の中
助手席に座るAの横顔をチラッと見ると
ひまわりの花束を抱えて嬉しそう
微笑んでいる顔に、僕の表情も緩む
ーー連れてきてよかった…
ホントにそう思う。
今だけは母親であることを忘れて自分のために時間を使ってほしいから
「ねぇ、リョウク…ひまわりの花言葉って知ってる？」
何度目かの、チラ見でAと目が合って、聞いてきた一言
「ん？知らない」
あまりにも早い即答に苦笑いして
「私は、あなただけを見つめてる。なんだよ」
って、僕の目を見つめながら教えてくれた
「ひまわりはね、お日様の方を向いて咲くんだって。お日様に見てってアピールしてるのかな？
私がひまわりなら…リョウクはお日様
リョウクに見てほしくて、私、頑張って咲くよ！
きっとネ…(笑)」
ホント、Aの発言…
可愛い
大人だったり、子どもだったり
Aの全部を知るまでには、まだまだかかりそう
「そうだ、ひまわりの種をベランダのプランターに植えていい？来年、ベランダに咲いたら毎日見れるもん
あとね…………
リョウクのご両親のところにも行きたい
きいちゃん連れて…ね？」
驚く僕に
「きいちゃんには、おじいちゃんおばあちゃんがいること教えなきゃ。
顔を出すのは、当たり前でしょ？」
いつか、実家に行きたいとは思ってたけど。
こんなに早く叶うなんて………
「ありがとう…」
僕の一言に
「なんで、ありがとうなの？何にもしてないから、ありがとうなんて言わないで」
Aは、ありがとうって言われると、必ずこう言うんだ…
「ありがとうはありがとう！わかった？」
Aは、コクンと頷いた
「さぁ、家に帰ろ？お母さんが美味しいご飯を作って待っててくれるから。」
自宅に戻ると
「あら、お帰りなさい。早かったのね。」
きいちゃんを抱っこして玄関に迎えに来てくれるお母さん
「ただいまー。お腹ペコペコですっ！」
「あらあら(笑)じゃあ、準備するわね。
A、きいちゃんにミルクをあげて？リビングで待ってるから。」
Aが、きいちゃんの部屋に入ったのを確認して、お母さんと僕はこっそり準備。
もうひとつのサプライズ…
Aのためなら何でもするよ？
愛する奥さんだから…
お母さんも、楽しそう(笑)
もう一回、泣いてもらおうかな？
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向日葵(プロフ) - たまさん» たまさん、初めまして！コメントありがとうございます！こうやって完結した作品に感想を頂けると喜びも倍です♪幸せの形は人それぞれですが、リョウクとヒロインが幸せになって欲しいなぁ。と願いながら書きました。また、たまさんに読んで頂けるように頑張ります！ (2016年6月30日 8時) (
レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
たま - 感動しました！！リョウクさんにキュンキュンです。こんな風に幸せになってくれたら嬉しいなぁ。私もだいぶ上なので、つい感情移入してしまいましたー！また楽しみにしています！ (2016年6月29日 20時) (レス) id: 705b520df1 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ユウクさん» ユウクさん、いつも温かいコメントをありがとうございました！いつも私の励みであり楽しみでした。この作品は私にとっても大切な作品になりました。また、よければ他の作品にも遊びに来て下さいね。 (2015年8月6日 12時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
ユウク - 完結してしまってさびしいです(´・ω・`)連載お疲れさまでした。 (2015年8月6日 9時) (レス) id: 023174cc31 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - やかんさん» わぁ、嬉しいです！実は他の読者さんにも、そう言って頂けて光栄です(笑)リョウクの話、これからも作っていきたいと思っています♪他の作品も、リョウクメインですが…また、ヌナシリーズ以外で好きなリョウクがいたら教えて下さいね！ (2015年8月5日 17時) (レス) id: 595a038cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年4月4日 8時
