本命と浮気の例え…… ページ32
・
リョウクくんのキスは
いつも強引で、それでも蕩けてしまいそうで唇を離したくなくなる………
ふと離れた唇を追いかけるように
自分から重ねると
「積極的(笑)」
って笑った顔が意地悪で………
結局、リョウクくんに振り回されっぱなし
大勢いる浮気相手の一人にすぎない私を覚えてもらえるように
私の存在を刻み付けたくて必死な自分が滑稽すぎて惨めになる
だけど
あくまでも、私は浮気相手
ううん、遊び相手
RW「また、連絡して。
コンサート、観に来るんでしょ？」
私の頭をポンと叩きニコッと笑うリョウクくん
「連絡したら会ってくれるの？」
RW「さぁ？それはわからないけど(笑)」
「じゃあ、どうやったら会ってくれるの？」
質問攻めで鬱陶しくても
ウザイ、重たいと思われても
今、聞かなきゃ。
って口がペラペラと動いてしまう
ドアの外からは
廊下を歩く人の声や足音が響いて
その度に、ひっそり息を潜めて耳を澄ませる
廊下が静まり返り
誰もいないことを確認して部屋を出た
エレベーターを待っている間
ほんの数分前のリョウクくんを思い出して
ドキドキしたまま。
ようやくエレベーターの扉が開くと
中に乗っている人がいて、ふと視線を上げると
…………キュヒョンくん？
どうして？
何で、ここに？
確実に私たちの周りの時間だけが止まった気がした
KH「A…………事情聴取だな(笑)」
降りてくるなり私の手を握り
今歩いてきた廊下を戻る
リョウクくんと二つ離れた部屋
KH「で、どうだったの？リョウギは。」
多分、エレベーターで鉢合わせをして
私がどこにいたのか、誰と会っていたのか……
勘の鋭いキュヒョンくんならすぐに気づいたはず
「気持ち………伝えた」
KH「で？」
「彼女いるよ。って
浮気相手でもいいの？って」
KH「それで？」
「うん。って言った。
キュヒョンくんとのことも自分で決めたら？
ってどこまで知ってるのかな？
……私たちのこと」
初めてキュヒョンくんの顔を見ると、動揺とか焦りはなくて、至っていつも通りで
「本命は、ご飯。
浮気相手は、スイーツなんだって。」
KH「はい？(笑)」
「ご飯は、味気ないけど無いと困るでしょ？
逆にスイーツは期間限定だったり、いろんな味があって飽きさせない。
だけど、毎日食べたら飽きるから他に目移りする………って」
KH「じゃあ、Aはスイーツ？」
「ううん、私は違う………」
結局、私はリョウクくんにとって何なのかな？
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向日葵(プロフ) - りんさん» こちらにもコメントありがとうございます(*^▽^*)私にとっても初めてKRYの3人を書いたお話で大切な作品です♪これからも楽しんでもらえますように☆ (2017年11月7日 19時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんこの物語を読んでいて、泣けた歌、誰より好きなのにでした。(〃ω〃)ありがとうございます。 (2017年11月6日 23時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*≧∀≦*)2人にとっては最高のヒョンですよね☆ (2017年11月5日 19時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 兄さん最高のヒョンだわ(〃ω〃) (2017年11月4日 22時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - まゆまゆさん» ヒロインの気持ちが揺れていますよね(>_<)人を好きになることの難しさを感じながら、自分の気持ちを伝えるために必死です。ワルいリョウク→喜んでもらえて嬉しいです(*≧∀≦*) (2017年10月30日 18時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年2月11日 12時
