今までの私にサヨウナラ…… ページ26
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携帯のリダイヤルを押して
コール音だけが耳に響く
「もしもし…？」
声がうまく聞き取れないのは
後ろがザワザワしているから
「あっ、私…」
KH「うん、知ってる。ごめん、今、メイク中」
ザワザワしていたのは控え室だからだ…
「ごめん、すぐに終わるから。
私、日本で頑張ってみようと思う
それだけ伝えたくて。じゃあね」
一方的に用件だけ伝えて電話を切ろうとした私に
KH「ちょっと待てよ。今、どこ？ちゃんと会って話そう」
キュヒョンくんに強引に
待ち合わせ場所を指定されて向かった先は
私が住んでいたアパートの跡地
何で、ここ………？
KH「お前の原点だろ？」
ふと後ろから声がすると
キュヒョンくんが立っていた
KH「髪、バッサリだな。」
すぐに気づいてくれた
「うん、今ねハナに切ってもらったの。
人生で初めて！こんなに短いの(笑)」
KH「俺より短くね？」
さりげなく髪を撫でられ、体に力が入る
「似合ってんじゃん！」
アパートの跡地…
何もなくなってしまったけど、思い出だけは忘れたくない
ここには、たくさんの思い出が詰まってるから
KH「A…」
キュヒョンくんの柔らかい声
視線がぶつかると
KH「頑張れよ！」
そう言って、優しく抱きしめられた
胸の中にすっぽり入った私を
KH「甘えるときはどうするんだった？」
「アンナさんとキュヒョンくんに相談！」
KH「よし、じゃあ俺が必要になったら
すぐに日本に行くから。
だから、溜めるなよ、いろんな気持ちを。」
小さく頷くと
KH「じゃあな。俺、まだ仕事あるんだ。
だから、帰るわ」
強く強く抱きしめられ
KH「ちゃんと、温もりを忘れるなよ！」
私は、笑顔でキュヒョンくんを見送った
大丈夫…
私は大丈夫…
ハナ、キュヒョンくんにも会えた
だけど、
今、私の頭の片隅には
リョウクくんもいて
忘れたいのに忘れられない
ううん、忘れたくない
もう一度だけ会いたい………
だけど……………連絡できなくて
メールだけ送る
『リョウクくん、私ね、日本で勤務になりました！明日、日本に向かうよ。』
さりげなく明日の予定も伝えてみた
少しでも、気にかけてもらいたくて……………
すぐにメール音が鳴って確認すると
リョウクくんからのメール
『ファイティン！』
たった一言なのに……………
何度も読み直した
一言なのに嬉しくて………
だけど、会いたいって言えない
ホントは会いたくて仕方がない……………
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向日葵(プロフ) - りんさん» こちらにもコメントありがとうございます(*^▽^*)私にとっても初めてKRYの3人を書いたお話で大切な作品です♪これからも楽しんでもらえますように☆ (2017年11月7日 19時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんこの物語を読んでいて、泣けた歌、誰より好きなのにでした。(〃ω〃)ありがとうございます。 (2017年11月6日 23時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*≧∀≦*)2人にとっては最高のヒョンですよね☆ (2017年11月5日 19時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 兄さん最高のヒョンだわ(〃ω〃) (2017年11月4日 22時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - まゆまゆさん» ヒロインの気持ちが揺れていますよね(>_<)人を好きになることの難しさを感じながら、自分の気持ちを伝えるために必死です。ワルいリョウク→喜んでもらえて嬉しいです(*≧∀≦*) (2017年10月30日 18時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年2月11日 12時
