私の決めた答え…… ページ25
・
日本に来て……
もう１ヶ月以上が過ぎた
こっちでの生活にも慣れてきて
仕事も順調にこなしている
「Aさん！」
企画のセギョンさんが店に来た
もしかして…出張の終了の話？
「今日、韓国から社長が視察に来ます。」
はい。と頷くと
「Aさんに話があるみたいですよ」
何だろう……
社長なんて数回しか会ったことないのに…
社長が店に到着して、店内を見て回る
セギョンさんが隣でいろいろ説明して
私を見つける
「Aさん、日本はどうですか？
何か学べましたか？」
穏やかな口調の社長。
こんな風に話すのは初めてだから
緊張してしまう
「たくさん勉強させて頂いてます」
私の一言にニッコリ笑って
「じゃあ、日本の店舗を任せようかな」
えっ？今、何て？
「日本と韓国を行き来しながら
ぜひ自分の力を試してもらえないか」
返事を悩んでいると
「すぐに返事をしなくてもいいが
なるべく早く聞かせてほしい」
私は、ただ一言
「わかりました」そう言った
社長から、一度韓国に戻るように言われ
次の日の便で帰ることになった
韓国に着いたその足で
私は……ハナに会いにいった
ガラス張りの美容室
お客さんがたくさんいて、美容師さんも忙しそうに動いてる
あっ、ハナ…………
久しぶりに喋っている姿を見た
元気そう…。
「ハナさん、新規のお客様です！」
「いらっしゃいませ。
今日はどのようにしますか？
………えっ？………A…」
ふと目の前に座っている私に驚く
「バッサリ、切って下さい。」
鏡越しに目が合うと、戸惑いながらハサミを入れていて
「こんなに付き合いが長いのに初めてだね。
切ってもらうの」
「そうだね…」
「ハナ…そのまま聞いてね…
私ね、会社から日本で頑張ってみないか。って言われてて…挑戦してみようかなって思ってるの」
ハサミを動かしていた手が止まり
「それって…帰ってこないってこと…？
私があんなこと言ったから…？
それとも、キュヒョン…………………？」
かなり動揺してる……
でも仕事中だからか冷静なフリをしているハナ
「どれもハズレ(笑)ハナは私の大切な友達だよ？キュヒョンくんも…今しかチャンスがないなら、頑張ってみようかな？って思ったの。
ハナ、日本に遊びにおいでよ！ジュンギくんと」
そう言うと、唇を噛み締めながら頷くハナに笑顔で別れた
これで気が済んだ
あとは、キュヒョンくんにちゃんと報告しなきゃ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 321人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵(プロフ) - りんさん» こちらにもコメントありがとうございます(*^▽^*)私にとっても初めてKRYの3人を書いたお話で大切な作品です♪これからも楽しんでもらえますように☆ (2017年11月7日 19時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんこの物語を読んでいて、泣けた歌、誰より好きなのにでした。(〃ω〃)ありがとうございます。 (2017年11月6日 23時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*≧∀≦*)2人にとっては最高のヒョンですよね☆ (2017年11月5日 19時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 兄さん最高のヒョンだわ(〃ω〃) (2017年11月4日 22時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - まゆまゆさん» ヒロインの気持ちが揺れていますよね(>_<)人を好きになることの難しさを感じながら、自分の気持ちを伝えるために必死です。ワルいリョウク→喜んでもらえて嬉しいです(*≧∀≦*) (2017年10月30日 18時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年2月11日 12時
