過去を消せるなら……＊KH＊ ページ24
＊KHside＊
ゆっくりと目を開けると……
Aがいない
慌てて起きるとキッチンからいい匂いがして
「おはよう…、朝ごはん、食べれそう？」
昨日最後に見たAの顔は泣いていたのに
今はいつも通りに振る舞っている
「キュヒョンくん…向こうに戻ったら
これ…ハナに渡してくれる？」
甘い匂いの正体はマフィン
これね、ハナが好きなの。
よく作ってあげたの。
笑っているつもりなんだろうけど…笑えてないし
KH「わかった。ちゃんと届けるよ。」
「ん。ありがとう……
あとね、私、今日仕事だから、もう少ししたら出掛けるんだけど」
申し訳なさそうに話すA
KH「俺もヌナのところに行ってから空港に向かうよ」
コーヒーとサンドイッチを食べ、準備をする
「一緒にタクシーで行く？アンナさんの家でよかった？」
スーツに着替えたAは、
どこか手の届かない存在に感じた
KH「なぁ、いつ戻ってくんの？」
「どうかな？会社次第かな？(笑)」
誤魔化したつもりだろうけど…
帰らないつもりなんじゃないか。ってイヤな予感がする
俺にさえ甘えないA
向こうにいたときは、
さんざん感情を剥き出しにしていたのに
何がAを変えたのか？
タクシーに乗ると
「アンナさんに、ありがとうって伝えて。」
KH「ヌナには、ちゃんと甘えろよ。」
小さく頷くだけ………
目的のマンションに着くと
「キュヒョンくんありがとう……
気を付けて帰ってね。」
Aの最後の言葉。
あまりにも、あっさりしていて
もう、次はないんじゃないかって………
ヌナの部屋のインターホンを鳴らす
ガチャっとドアが開いて、ヌナが見えた瞬間
バタンとドアを閉めてヌナをキツく抱きしめた
「ちょっ、とっ…どうしたの？」
驚いたヌナだけど
急によしよしと頭を撫でてくれたのは
俺が泣いていたから
KH「もう、最悪すぎて俺が消えたくなる…」
Aのことだと察してか
「話したくなったら、いつでも聞くわよ。」
それから、韓国に戻って
ハナにマフィンを届けて
重い足取りで宿舎に向かう
まっすぐ部屋に向かおうとすると
RW「あっ、キュヒュナ、お帰り！」
何にも知らない能天気なリョウギ
KH「ただいま」
一言だけ声に出して部屋のドアを閉めた
そんな俺の様子を見に来たイェソンヒョン
YS「マネヒョンが来るまでは
ただのキュヒョナだが
マネヒョンが来たら
ちゃんとSJのキュヒョナに戻れよ」
わかってるよ………
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向日葵(プロフ) - りんさん» こちらにもコメントありがとうございます(*^▽^*)私にとっても初めてKRYの3人を書いたお話で大切な作品です♪これからも楽しんでもらえますように☆ (2017年11月7日 19時) (
レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 向日葵さんこの物語を読んでいて、泣けた歌、誰より好きなのにでした。(〃ω〃)ありがとうございます。 (2017年11月6日 23時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - りんさん» ありがとうございます(*≧∀≦*)2人にとっては最高のヒョンですよね☆ (2017年11月5日 19時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 兄さん最高のヒョンだわ(〃ω〃) (2017年11月4日 22時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - まゆまゆさん» ヒロインの気持ちが揺れていますよね(>_<)人を好きになることの難しさを感じながら、自分の気持ちを伝えるために必死です。ワルいリョウク→喜んでもらえて嬉しいです(*≧∀≦*) (2017年10月30日 18時) (レス) id: f3c144f16a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/sjkorabolist01/
作成日時：2015年2月11日 12時
