９３話ファイアードラゴン戦 ページ44
飛鷹「……これ以上、格好悪いところは見せられねぇ…。鈴目たちのためにも」
飛鷹はちゃんと向き合っている。
けれど失敗を恐れて、存分に力を出せていない。
虎丸「豪炎寺さん、前よりタイミングがずれてますよ。本当にどうしちゃったんですか？」
豪炎寺「…………すまない」
豪炎寺は客席をずっと気にしている。
口ではあんなこと言ってたけど、本当はみんなと世界に行きたいという気持ちが
迷いがもろに出ている。
.
円堂「……監督！俺＿＿＿」
久遠「…………」
円堂「俺は、世界と戦うために自分のことばかり考えていました。
そのせいで俺は、大事なことを……チームを見るということを忘れていました」
久遠「分かったのか、自分が何をするべきなのか」
円堂「はい！……俺、あいつらのキャプテンなんですね」
久遠「なら行ってこい。あいつらを、世界の舞台へ連れて行ってやれ。
＿＿＿＿お前の力でな」
円堂「はい！」
.
久遠「選手交代！立向居勇気に代わって、円堂守！」
風丸「円堂！」
壁山「キャプテン！」
円堂と鬼道がフィールドに戻ってきた。
そして私たちと見渡す。
円堂「みんな、勝ちたくないのか？」
風丸「勝ちたいさ！けど……」
円堂「不動の態度じゃなく、不動のプレーを見てみろ。
ボールは嘘をつかない！受けてみれば分かる」
明日香「…！」
円堂と鬼道はきっと知ってる。
いや、絶対分かってる。
不動がきちんとパスを出していることに。
明日香「そういうこと、わかった」
壁山「明日香さん？」
明日香「不動、お前が信じる気持ちを少しでも出してくれているなら
私はそのパス、全力で受け取るよ」
不動「…！」
ヒロト「明日香？」
風丸「本気で言ってるのか!?不動は＿＿」
明日香「私はまだそのパスをもらってないから分からないけど、今ならいける気がするんだ」
円堂「……あぁ！」
円堂も大きく頷いてくれた。
勝つために、私は不動のパスを受け取って見せる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 7人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
プスメラウィッチ - 桜椿さん初めまして、私も転生したマスターは世界へパート3のパスワードを教えてください(＞人＜;) (2021年9月2日 19時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
凱(プロフ) - 私はこの素晴らしい作品を見てとても感動しました！ありがとうございます！続きが楽しみです！転生したマスターは世界へパート3のパスワードはどこで見れば良いでしょうか？もし宜しければ教えて下さい！気を悪くされたら申し訳ありません (2018年9月23日 22時) (レス) id: 672e6a02bb (このIDを非表示/違反報告)
桜椿(プロフ) - Tomoeさん» Tomoeさんありがとうございます！主人公の相手は今考え中ですのでたのしみにしたください！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
Tomoe - はじめて読みましたがとてもいい作品で感動しました！みんなの絆で世界一になってほしいのとそれと気になるのが主人公は誰と恋をするのかとっても気になります。続編待っていますね！ (2018年6月10日 18時) (レス) id: b03f40a405 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月29日 20時
