５２話 ページ3
円堂と飛鷹でのパス練。
飛鷹は蹴るたび眉間にしわが寄っていく。
そんな飛鷹には気にせず、円堂は気合の言葉を入れるが
円堂「あ、飛鷹！」
飛鷹「走りこみが足りないようなので」
そう言うとグラウンドの周りを走りだした。
私と一緒にやったときもそうだったな。
明日香「…あいつもしかして……」
………自分のことカッコ悪いって思ってるのか？
なんて曖昧な答えを頭の中で巡らす。
円堂「………(分からないよ、お前のこと…)」
円堂も円堂で、悩み出していた。
.
明日香「……円堂と飛鷹で…？」
響木(あぁ)
空き地での特訓を終えた後、響木監督から電話があった。
内容は、飛鷹と円堂の二人で特訓させること。
響木(だから明日はお前が行くことはない。それを伝えるために連絡しただけだ)
明日香「分かりました」
……………と言っておく。
.
しっかしなんで私の代わりに円堂なんだ？
確かに男同士だし、話しやすいんだろうけど、飛鷹は円堂を少し警戒してるみたいだし…。
諸葛「あのおっさんになんか考えでもあるんじゃないか？」
明日香「そうだね〜」
え、今どこにいるかって？
空き地←
そう。
今、目の前には円堂と飛鷹がいる。
さすがの飛鷹も円堂と話しているため、私の存在には気づかない。
飛鷹「キャプテン…？どうしてここに…」
円堂「いや、響木監督にここに来るよう言われて……」
円堂はふと飛鷹の視線の先にある壁を見つめた。
そこには私の描いた円と、周りにあるボールの跡。
円堂「お前、ここで特訓してたのか？響木監督と…」
飛鷹「………っ」
円堂「そうか、だから響木監督は俺を……」
飛鷹「響木さんは来ないんですね」
円堂「え？」
飛鷹は地面に転がっているボールを拾う。
飛鷹「響木さんが来ないなら、俺は練習しません」
円堂「お、おい、飛鷹！」
制止の声を出す円堂だったが、その声を完全に無視して飛鷹は円堂から遠ざかる。
あいつどこ行く気だ？
私は飛鷹の後を追うことにした。
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プスメラウィッチ - 桜椿さん初めまして、私も転生したマスターは世界へパート3のパスワードを教えてください(＞人＜;) (2021年9月2日 19時) (
レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
凱(プロフ) - 私はこの素晴らしい作品を見てとても感動しました！ありがとうございます！続きが楽しみです！転生したマスターは世界へパート3のパスワードはどこで見れば良いでしょうか？もし宜しければ教えて下さい！気を悪くされたら申し訳ありません (2018年9月23日 22時) (レス) id: 672e6a02bb (このIDを非表示/違反報告)
桜椿(プロフ) - Tomoeさん» Tomoeさんありがとうございます！主人公の相手は今考え中ですのでたのしみにしたください！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
Tomoe - はじめて読みましたがとてもいい作品で感動しました！みんなの絆で世界一になってほしいのとそれと気になるのが主人公は誰と恋をするのかとっても気になります。続編待っていますね！ (2018年6月10日 18時) (レス) id: b03f40a405 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月29日 20時
