７話 ページ8
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円堂は止めたボールをヒロトに回す。
しかし即座についた鬼道がボールをカットした。
明日香「行かせるか！」
壁山「通さないっス！」
鬼道の前に私と壁山が入る。
パスに迷っていた鬼道に
不動「こっちだ！」
鬼道「……っ!?」
一瞬躊躇ったが、鬼道は不動にパスを出す。
私も予測できなかったため、一歩遅れたが
反応できた佐久間がカットしてくれた。
佐久間「どうだ！」
不動「…(ﾌｯ､その程度で力むなよ」
鬼道「油断するな不動！」
不動「………これだけは言っておくぜ」
不動は鬼道と佐久間に背中を向ける。
不動「今日は自分のことしか考えてねぇよ」
まぁ確かにそうなんだろうけど、あれは言い方の問題だろう。
鬼道も佐久間も、不動の言う通り力んでいる。
佐久間「なんてやつだ…」
明日香「気にするな気にするな。言わせとけばいいんだよ」
鬼道「……お前はたまにサラリとすごいことを言うな」
明日香「でも、現にこれは自分をアピールする場でもあるし
不動の言うことは間違っちゃいない。ただ流されないようにすればいいんだよ」
鬼道「………お前のようにうまくいけばいいんだがな」
明日香「大丈夫だ、鬼道なら」
佐久間「あぁ、お互い頑張ろう！」
佐久間も気を取り直したようで、鬼道に励ましの言葉を入れる。
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ヒロト「明日香！」
私はヒロトからのパスを受け取る。
シュートチャンスだ！
明日香「
私が打ったシュートの前には栗松がいた。
あまりに唐突で驚いたのか、必殺技を避ける。
そして立向居は技を出さずにゴールを許した。
明日香「よし！」
ヒロト「やったね、明日香。先制点だ！」
白セイ(流石ですマスター！)
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武方「……俺だって本当はFWなんだ…っ！」
不動「……………」
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月29日 13時
