４９話 ページ50
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アジア予選決勝へと駒を進めたイナズマジャパン。
デザートライオンとの試合が終わった後、私は響木監督に呼ばれた。
場所は例の空き地。
響木監督と飛鷹がいた。
響木「ボール解禁だ。蹴ってみろ」
そう言って響木監督はボールを地面に置いた。
飛鷹「いいんですか？」
響木「次は予選決勝だ。次の試合、お前の足が必要になるだろう」
なるほど。
蹴りを直すためにあの特訓をして、今から実践ってわけか。
明日香「飛鷹の足が必要って、どういうことですか？」
響木「当日になれば分かる。……俺の用事はここまでだ。あとは任せたぞ、華宮」
明日香「あ、はい」
響木監督はそのまま去って行ってしまった。
それを確認した私はボールを持って飛鷹のところへ。
明日香「ボールは丸いから、あっちこっちに行くことが多い。
でもそれをコントロールするんだ」
そして私は壁にボールと同じくらいの丸い円を描く。
明日香「ここに当てることに集中しろ」
飛鷹「はい！」
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翌日(酒呑童子です！)
決勝戦に向けて、私たちは練習する。
虎丸「豪炎寺さん！」
豪炎寺「行け、虎丸！」
円堂「いいコンビネーションだ！二人共！」
あれから虎丸は積極的に動くようになった。
豪炎寺も何だか楽しそうだ。
虎丸「どうですー!?明日香さーん！」
どうやら虎丸がシュートを決めたらしい。
こちらに向かって手を振っていた。
明日香「よかったぞ、虎丸！」
虎丸「へへっ」
少し恥ずかしそうにして笑う。
酒呑(最近の子はかいらしいなぁ)
明日香(そうか？)
酒呑(旦那はんは別格やけどなぁ)
そそうか
明日香「お前も負けてられないぞ、飛鷹」
飛鷹「………うっす」
私は飛鷹とパス練をしている。
のメンバーだと、どうもやりずらそうで…。
その理由は、飛鷹がボールを真正面に蹴り込めないため。
さっきからボールを蹴っているがあっちこっちに飛んで行く。
しまいには空振り……。
飛鷹「走り込みが足りないようなので、失礼します」
明日香「え、ちょ……」
引き止めるよりも先に、飛鷹は走りだしてしまった
あちゃー。みんなの視線が気になったのか。
円堂「あいつ、また………」
その様子を、円堂もまた見ていた。
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月29日 13時
