３５話 ページ36
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FFI第二試合の対戦相手は、カタール代表“デザートライオン”。
彼らは疲れ知らずで、当たり負けしない足腰の強さが特徴らしく
その対処に、私たちは基礎体力と身体能力を身につけるよう言われた。
円堂「………とは言っても、どんな練習をすればいいんだ？」
綱海「そんなもん決まってんだろ！
走るんだ！走って走って走りまくって、強い足腰を身につけりゃいいんだ！」
り、力説だなぁ…。
でもそれしか道はなさそうだ。
円堂「そうだな、それで行こう！」
鬼道「単純だがそれが一番だな」
明日香「……虎丸？」
横で荷物を揃える虎丸を見て、私は声をかけた。
虎丸「すみません。俺、これで失礼します」
明日香「え、」
一礼を済ませ、私が呼び止めるよりも先に、虎丸は食堂から出て行ってしまった。
栗松「あいつ、またでヤンスか…？」
綱海「なんであいつだけ、いつも途中で帰っちまうんだ？」
風丸「さぁ…。何でだろうな…」
みんなも虎丸に対して疑問や不安があるようで。
明日香「理由くらい教えてくれてもいいのにな」
春奈「そーですよね！！」
明日香「What！？」←
春奈がいきなり私の手を掴んだ。
春奈「虎丸くんのことは私たちに任せて下さい！
必ず突き止めますから！行きましょう、木野先輩！」
秋「えぇ！私も!?」
そしてマネージャー二人は風のごとく去って行った。
……って、ちょい待ちよ。
今、冬花いないしドリンク準備するの私じゃん！
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月29日 13時
