転生したマスターは世界へ (ページ2)

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１話ページ2

青い空に白い雲！！

心を踊らせながら、私は玄関から勢い良く出る。

ジャック「お母さん、行ってらっしゃい！」

ナー「いってらっしゃいマスター」

明日香「あぁ！行ってきます」

　私は外で遊んでいた幼女組に見送られ、竹林を駆け抜ける

赤弓「マスター！お弁当忘れてるぞ！」

明日香「え、嘘!?」

　私はかばんの中を開けて確かめる。

　エミヤの言う通り、そこにはあるはずのものがなかった。

明日香「ありがとな！」

エミヤ「いえいえ、行ってらっしゃい！」

　お弁当を受け取り、かばんに入れて

　私は学校へ向かう。

時々お日さま園から行くが少し遠のいた雷門中。
けど私はこの学校を辞めたくなかった。
姉さんもそこは許してくれた。

だから今日も学校へ向かい、サッカーをしに行く！

.

.

　エイリア学園騒動が終わって三ヶ月。

お日さま園に馴染み、変わらず雷門のみんなと部活をする。

　そしてきちんと学校生活も送っていた。

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　＿＿＿＿そんなある日のこと。

今日は部活も学校も休みということで、私は河川敷でサッカーをしていた。

明日香「なんか新しい技、できないかな～」

　私は内緒で必殺技を編み出したくて、遊びに行こうと言ってくれた友達の誘いも断った。

　リフティングしながら河川敷を歩いていると、私の荷物のある一点が光った。

ネロ(マスター携帯が鳴っておるぞ！)

明日香「あ本当だ」

　……知らない番号だ。

　私は携帯を取り出して耳に当てる。

明日香「はい、もしもし」

(……藤丸……明日香か)

明日香「……！その声は……響木監督？」

響木(あぁ)

　耳から聞く響木監督の声は、なんだか落ち着く。

響木(今から雷門中に来い)

明日香「そりゃ唐突ですね」

　しかも命令口調ときた。

響木(唐突ではないぞ。お日さま園とお前の家に
かけても繋がらなかったしな)

　そりゃすみませんでした。

明日香「でも今からって……一体何を？」

響木(それは来てからだ。とにかく来い。もう時間はないぞ)

　そして強制的に切らされた。

明日香「………よく分かんないけど

響木監督が言うなら行くしかないっしょ！」

　と、１人大きな声を発して、私は疾風ダッシュを使った。