２４４話 ページ10
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私はただいまお日さま園前。
園の外には誰もいない。
子供たちが遊んでるかと思ったんだけど…。
明日香(…って私は何でこんな緊張してるんだ；)
赤弓「そんなに緊張して大丈夫か？」
見ての通り私は今とてつもなく緊張している。
何しろ前まで敵対していて、しかも久しぶりだから
どう対応していいか分からない。
私はふと首にかかってるペンダントを見た。
『大丈夫よ！明日香なら』
『みんな歓迎するぞ〜』
………何だかそう聞こえた。
ドアの前まで歩く。
そしてインターホンを鳴らした。
＿＿ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
誰の声も聞こえないこの空間に、チャイムの音だけ響く。
するとドアが開いた。
瞳子「いらっしゃい、明日香そちらの方がサーヴァントの方かしら？」
出てきたのは姉さんだった。
私の顔を見ると、笑って中に入るよう促す。
赤弓「これからこの子をよろしくお願いします」
瞳子「えぇ時々だけど」
明日香「………お、お邪魔しま〜す…」
瞳子「貴方の家なんだから」
赤弓「今日から君の家だろ？」
私が恐る恐る言うと姉さんに笑われた。
明日香「そ、そっか。……た、ただいま」
私は言い直して靴を脱いだ足を床に付ける。
………懐かしい。
瞳子「みんな待っているわ」
明日香「……う、うん…」
姉さんの後に付いてリビングに向かう。
ドアの前に立った姉さんは、ノブを回し開いた。
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＿＿ﾊﾟｧｰﾝｯ！
明日香「………………え？」
私はその光景に目を瞬きさせた。
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「「おかえり、明日香！！」」
そこにはかつて敵対していたエイリア学園………否。
お日さま園のみんながいた。
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月27日 21時
