１８４話 ページ37
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明日香「おばーちゃーん」
イシュ「久し振りにきたわよおばあちゃん！」
稲妻町に帰ったついでに、病院に寄った。
てかさっきの電話、直接聞けばよかったな。
祖母「いらっしゃい」
明日香「ついでだし、顔見とこうと思って。今帰ってきたとこなんだ」
祖母「おかえりなさい」
おばあちゃんはにこやかに笑う。
帰ってくる時には、いつも寄って顔を見るけど
たまにこの笑顔に違和感を感じる。
明日香「おばあちゃん、何かあった？」
祖母「……何もないですよ？」
明日香「それならいいけど…」
私は買ってきたお花を生け、お土産の果物を机に置く。
明日香「今日は寄っただけだから、果物はここに置いとくね」
祖母「竜吾さん、今屋上にいますよ」
明日香「あ、やっぱり知ってたか」
半田たちの見舞いと、染岡の見舞い。
おばあちゃんの顔を見てから行こうと思っていたのだ。
祖母「たまに真一さんたちの顔も、見に行ったりしてるのです。
竜吾さんは最近よくここに来てくれるのですよ」
明日香「そうだったんだ…」
後でお礼言わないとな。
私はおばあちゃんに別れを告げて、まずは半田たちの元に向かう。
明日香「いよっ！元気かー」
松野「あ、明日香じゃん！元気元気ー」
本当に元気だな。
私が声をかけた瞬間、マックスが迫ってきた。
半田「あ、こら！マックス！俺が動けないからって、明日香に迫るな！」
松野「いいだろ〜」
なんて小学生みたいなことを繰り出した。
少林寺「お久しぶりです、明日香さん！ご活躍見てましたよ。
さすが、ボールさばきはプロ並みですね！」
明日香「そうか。……って、そんな褒めんな、恥ずかしい！//」
宍戸「俺も早く、サッカーしたいです」
ベットに座っていた影野も頷いていた。
明日香「怪我が治ったら、みんなとサッカーしよう！今の仲間たちと、一緒に！！」
少林寺「楽しみです！先輩方とのサッカー！」
病室にいるみんなは、嬉しそうに笑い合った。
…………いつかこのメンバーと今のメンバーで、サッカーをしてみたいな。
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月27日 17時
