１８１話 ページ34
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円堂の頭から、正義の鉄拳の時のような拳が出てきた。
そのことにみんな驚いているみたいだ。
グラン「そこまでだよ、ガゼル」
円堂「ヒロト…!?」
ガゼルの隣には、グランがやってきた。
グラン「見せてもらったよ。短い間に、よくここまで強くなったね」
円堂「エイリア学園を倒すためなら、俺たちはどこまでも強くなってみせる」
グラン「いいね、俺も見てみたいな。地上最強のチームを」
グランの言い方に、私は少しイラッときた。
その上から目線も。
明日香「……本当に、そう思ってるのか」
グランの眉がピクリと動いた。
そして思った以上に、自分の声が低いことに驚く。
グラン「…………じゃあ、またね」
黒いボールを取り出し、バーンも加えて光に集まる。
ガゼル「次は必ず、君たちを倒す……！」
その言葉と共に、ガゼルたちは消え去った。
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FFスタジアムを出た私たち。
円堂「一緒に戦ってくれるんだな？」
アフロディ「あぁ、よろしく」
キャラバンに、アフロディが加わった。
瞳子「歓迎するわ」
アフロディ「感謝します、監督。
失礼ながら、雷門には決定力が不足していますからね」
豪炎寺「言ってくれるじゃないか」
アフロディ「君たちの強さは、こんなものではないはずだよ。
僕は君たちを勝利に導く、力になりたいと思っているんだ」
木暮「うっしっし、さっきは勝てなかったけどね〜。……っだ！？」
明日香「いいんだよ、負けたわけじゃないんだから」
木暮の頭を、思いっきりグーで殴ってやった。
アフロディ「明日香ちゃん」
明日香「あ、はい」←
木暮「何で敬語」
アフロディ「さっきはありがとう」
明日香「さっき？」
アフロディ「僕を信じてくれたことさ」
明日香「……あぁ。アフロディが、あの時必死だったのを見てな」
アフロディ「本当、マネージャーだったのが嘘みたいだよ。
あのボールさばきと、必殺技」
嬉しそうに話すアフロディを見て、私は少し恥ずかしくなった。
明日香「やめてくれ…//」
豪炎寺「さんざん褒められるくせに、慣れないんだな」
明日香「はっ倒しますよ？」
豪炎寺「それさっきも聞いた…」
アフロディ「実は僕、FFから気になっていてね。……君のこと」
明日香「え？」
マネージャーの時の私を…？
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月27日 17時
