サッカー少女は転生者パート4 (ページ3)

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１５１話ページ3

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明日香「あーーーーー！」

何かを吹っ切ったように声を出し
ベッドにダイブする。

明日香「何でこんなことになったかなぁ教授」

モリア(おや私と喋って大丈夫なのかい？)

明日香「だってカメラも盗聴器もないもんここ」

モリア(まぁそうだが、マスターこれからパソコンでハッキングしてくるよ、情報はダヴィンチ女史に送るとするよ)

明日香「行ったら～」

私はベッドに仰向けになりながら、部屋を見渡す

廊下を出れば近未来な感じなのに、部屋は至って普通だった。The 普通。

この部屋は誰かのものだったのだろうか
可愛らしい飾り付けなどがある

ベッドも女の子って感じだった。
ベースは薄桜色。ところどころに桜の花が描かれている。

こんな性格だが、私はこんなデザインが好きだったりする。

明日香「この棚、なんか意味あるのか？それとも、元々何か入ってたのか？」

机の隣にある白い本棚

見ると何も入っていなかった
机の上の棚も何も入ってなかった。引き出しにも

これは誰かを拉致する予定だったのかもしれない

それが私だったのかは分からないが

明日香(“強いものは仲間にしてもいい”…か)

エイリア学園は宇宙人
宇宙人は宇宙人で解決してほしいものだ

世界を壊すためなら、人間だろうと何だろうと
自分の仲間にしてしまうのか

明日香「でもなぁ。みんな人間っぽいよなぁ…」

彼らを見てると、あいつらが宇宙人だってことを忘れる

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＿＿ｶﾞﾁｬｯ

バーン「よぉ、夕飯持ってきてやったぜ。……って」

明日香「え、夕飯！？サンキュー！」

バーンが片手におぼんを持っていた

おぼんの上には夕飯らしきものが並べられている

私は“夕飯”と聞いて、ベッドに預けていた体を起こした

バーン「お前くつろぎすぎだろ！？状況分かってんのか？；」

明日香「バーンが夕飯を持ってきてくれた」

バーン「それ今の状況な」

明日香「まぁまぁまぁ」

バーンはおぼんをテーブルの上に置く
ご飯の前に私が座ると、目の前にバーンが座った

明日香「え、何。あげないけど」

バーン「いや、いらないし！」

明日香「あそ。じゃあ、いただきまーす！」

バーン「どーぞ」

私は出されたご飯をがつがつと食らう
間食もなかったから、今まで死にそうだった

バーン「すげー食うのな」

明日香「初対面にはよく驚かれる」

食べる手を止めず、私はバーンに言葉を返す

バーン「初対面……ね」