８２話 ページ33
私はボールを足元に置き、木暮は私と向かい合わせになるように立った。
ルールは私の場合は一点取れたら勝ち木暮の場合は私からボールを取れたら勝ち
木暮「絶対勝ってやる！」
明日香「旋風陣を目の当たりにした私が、負けるとでも？」
私は木暮に挑発した。
予想通り木暮はムッとした顔になる
だんだん私の性格が曲がっていくのがわかる(
木暮「手加減はなしだぞ！」
明日香「はいはい」
円堂「じゃあ、準備はいいな？」
円堂の声に、私と木暮は頷く。
円堂「始めっ！」
円堂の合図により、私はボールを足で上げる漫遊寺のときと同じように、木暮は食らいつく
鬼道「ほう、こんなふうにやっていたのか」
風丸「すごいな、二人共」
春奈「でも明日香さんは、旋風陣をどう回避するんでしょうか…」
壁山「もしかしたら、
鬼道「…いや、
おそらく、ゴールには入らないだろう。きっとあいつも分かっているはずだ」
木暮は尚も私に、ボールに食いかかってくる。
……私の
旋風陣の風の影響で、ボールが逸らされてしまう可能性があるからだ。
………風？
木暮「このままだと、旋風陣使う前に終わっちゃうぞ！」
明日香「これからだ！すごいもん見せてやる！」
そう言って私は、木暮から大きく離れる。
木暮は頭上にはてなマークを浮かべるが、すぐに理解したようで
木暮「止めてやる！」
明日香「
染岡「あいつ、本当に
木暮「何だよ、新技かと思ったのに！＿＿＿＿旋風陣！」
木暮は旋風陣を使い、私のシュートを止めようとするが
ボールは木暮の足元に行かなかったものの、大きくカーブした。
やっぱりな
風丸「………！ボールとは逆方向に走って行くぞ!?」
鬼道「まさか……」
カーブを利用して、私はボールを打ち込んだ
それは大きな虹を描くように木暮の頭上を通る
木暮「え、嘘だろ!?」
明日香「もういっちょ！
私は木暮の頭上からもう一度打った
そしてバシュという爽快な音が河川敷に響く
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桜椿(プロフ) - 麗奈さん» 麗奈さんありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2018年5月19日 1時) (
レス) id: 41bd72d607 (このIDを非表示/違反報告)
麗奈(プロフ) - この小説とても面白いです！！FGOの主人公の記憶があるなら図太くてお調子者でも面白いですよね。更新楽しみに待ってます！！ (2018年5月18日 14時) (レス) id: 9652533cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜椿 | 作成日時：2018年5月16日 23時
