妻に不倫されました【JN】 (ページ14)

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「どう？気に入ってくれた？」

『うんとても』

「そっか、良かった」

私たちが泊まる部屋に着いて、軽く荷物整理をする。とても豪華なのはいいんだけど、部屋にベッドは1つしかなくてキングサイズのベッドだ…

いつもは一応2人で寝てるけど、2人揃って寝る時間が少ない

「近くに海があるし、散歩がてらに行こうか」

『うん！』

ジンはいつも通り接してくれるけど、なんだか私にとって気まづい。自分のせいだけどこんな雰囲気を作ってしまったのは

心の距離がある気がして、ジンにもなんか気を遣わせてる気がして申し訳ない

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「A？さっきから元気ないけど、体調でも悪いの？」

『え？なんでもないよ元気』

「今の時間だけでいいから、何も考えないで僕のことだけ見てて欲しいな」

『今も見てるよ』

浜辺について海を目の前にして2人でベンチに座る

今も見てるよって咄嗟に口にしたけど、ジンは私の事分かるんだろうな。

別にジンのことが嫌いではない、寧ろ私に勿体ないぐらい。ジンだけを見ていたいけど、脳裏でジミンの事も忘れられないただそれだけたなの

「これだけは言っとくよ、Aが僕のこと好きじゃなくても僕は君のこと愛してるよ」

その言葉に心に刺さったというか、何にも言い表せない

反応しないジンが心配して、体調悪かった？なんてジンが着てるカーディガンを私の肩にかけてくれた

「ごめん、そんなに泣くほど嫌だった？」

『ううん、そうじゃない。凄く嬉しくてなんか知らないけど涙がでてきて』

「僕の言葉に感動した？」

『うん、』

泣かないでと、涙をふいてくれる。ジンの言動、行動を見れば私はこんなに彼に愛されて大切にされてると実感することができた

「そろそろ戻ろうか、身体冷えてきたし」

『そうだね、ソクジナ』

「ん？」

『手、繋いでもいい？』

「もちろん」

改めて彼の良さを理解することができた