ブラザーズコンフリクト 梓 もう少しだけ・・・

6話　お見舞い？ ページ8

Aside

　〜トントン〜

　「はい」

雅「Aちゃん入っていい」

　「どうぞ」

梓「ごめんね・・・」

　「えっ…！何がですか」

梓「あの時もっと早く気づいてあげれば…」

　「あっ！気にしないでください」

要「Aちゃんは優しいね。さすが絵麻ちゃんの妹」

　・・・っ！
　
　何、急に頭痛が…。でも心配させちゃいけないよね。

右「どうかしましたか？」

　「いいえ。そういえばこの事、絵麻にはなんて言いましたか」

梓「友達の家に泊まっているって、言ってあるけど…」

　「そうですか。あの、皆さん少し梓さんと2人で話したいのですが・・・」

要「えー。何であーちゃんだけ」

椿「そうだよ！梓も君も俺の物だよ！！」

　「椿さん、居たんですか！」

右「分かりました。ほら行きますよ。椿。要。」

　「右京さん、ありがとうございます…。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

梓「それで、話って何かな？」

　「えっと・・・」

梓「あの事件？の事」

　「はい」

梓「何か思い出した？」

　「いいえ。でも…」

梓「でも？」

　「あの、私100％信用してない人の前や、場所では、

　 カメラとボイスレコーダーを持っていて・・・」

梓「えっ・・・！それは僕達はまだ信用されていないってこと？」

　「あっ！というか、100％信用できる人はいないと思います。絵麻お姉ちゃんでもまだ必要なの で・・・」

梓「そうなんだ。それで、そのカメラとかは？」

　「多分、旅行先の別荘だと思います」

誰かに盗られたり、加工されてないと良いんだけど…

　「なので、出来るだけ早く病院から許可をもらって、私がそれを取ってきたいんですが

　 一応、誰かに伝えておいた方が良いと思って・・・」

梓「分かった。あと、さっきから頭痛、無理してない？」

えっ・・・

　「少し・・・」

梓「じゃあ、無理しないで、ね？」

　「はい」

梓「じゃあ、そろそろ帰るね。

　「はい。あっ、あの梓さん、絵麻お姉ちゃんには、病院にもどったと伝えてください。」

梓「うん。あと、次から敬語じゃなくてタメ語がいいな。
　
　 それと、『梓さん』じゃなくて『あず兄』、『梓お兄ちゃん』って呼んで欲しいな」

　「タメ語は無理です。というか、難しいです。ごめんなさい、梓お兄ちゃん」

梓「っ／／／」

　「・・・？」

梓「またね」

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弥

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