【d！】悪魔に取り憑かれた系幼女lll (ページ46)

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番外編再会の瞬間ページ46

またタガイと一緒に住み始めてから数ヶ月が経った。いやぁ時が経つのは早いですねぇ。そうしみじみと感じながら街の中を歩き今日の夕飯を考えていた時だった。

「お前ッ！話が違ぇぞ！！！」

「なんの事でしょう？」

「とぼけんじゃねぇ！！」

路地裏から怒号が聞こえた。もう1人の人は少し嘲笑う様な声調で話している。殴り合いでも起きるのだろうか、と思いそおっと中を覗く。次に見た光景に吃驚するとは思っても無かったのだが。

「煩いですよ。少し黙って下さい。」

「グッ…！」

一方の男の人が相手の人の首にナイフを当てていた。ギラリと光る銀色のナイフをみて昔のトラウマが蘇ったけどかき消して様子を見ていた。

「てめぇ…！詐欺師かっ！！」

「詐欺師？人聞きが悪いですよ。僕は────」

最後にナイフを当てている人が何かを呟いていたがそれは男の悲鳴により掻き消された。ビチャ、と赤黒い液体が私の足元近くまで飛び散る。ゆっくりと顔をあげれば此方を見ている人。被っている黒いフードからは水色の髪が少し見えていて。

『……久しぶり、かなぁ。ううん。─────初めまして。』

「…うん。初めまして、…Aちゃん」

フードをパサ、と外せば水色のふわふわな髪に瓶底メガネ。おにぃ、チーノだ。少し駆けだして飛び込むように抱き着くとチーノも優しく抱き締めて頭を撫でてくれた。

ci「可愛いくなったね」

『ん～…よく分からないけどね。チーノは…背、伸びたね？』

ci「うん。結構伸びた。」

微笑むチーノをみてどこか安心した自分がいた。サタンに聞いてもチーノの安否が分からなかった事があったからだろうけど。

『ね、お話しよ』

ci「せやな。…どうせなら城に連れてってや」

『おん、いいよ～』

チーノの腕を引っ張って街の中に出る。高く聳え立つ城をめざしながら歩き、沢山の話を聞かせてもらったし、色々な話もした。あぁ、やっと全員集合しましたねぇ。

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お久しぶりですノウィです。
番外編！と思い今日書きました。
あと1つ2つ位書けたらいいですねぇ。
以上、ノウィからでした。