91話〜天界編〜 ページ49
ランク争い。それは私達神の間に起こる戦争みたいなものだ。ランクが高ければ高い程それに見合った権力を持てる。逆に低ければただ雑用に使われたりするだけ。誰もが高いランクを目指しては戦争を起こしているのだ。
ha「そんな時期かぁ〜時の流れは早いねぇ」
『のんびりしてて良いんですか？このままでは最悪時差が10時間にまで上りますよ？』
私達神が争いを起こせばそれは勿論地上にも影響が出てしまうのだ。例えば今回のように正しかった時差が狂ったり、前なんかは地上の草花が全部枯れたこともあった。
ha「止めてきてよ〜君も地位が高い神の1人なんだから。」
『前は私が止めましたから今度はハコレノ様の番ですよ。頼みました☆』
私はそう言ってハコレノに仕事を押し付…ん"ん"任せて部屋から出て行った。廊下を歩いているとノギルが前から歩いてくるのが見えた。
ng「お、A。えっと…ご、ごめんな？」
『あぁ、もう怒ってないから大丈夫だよ。それより私地上に帰るからハコレノ様と
ng「はっ？！俺はやりたくないんだが！？」
『前は私1人でやったんだから今度はよろしくね〜んじゃまた！』
文句を言ってくるノギルを無視して地上への扉を目指す。後ろでノギルが
ng「ハコレノ様に押し付けよ」
と呟いていたのを私は知らない振りした。ハコレノどんまい！！頑張ってな！！
『さて、帰るかぁ。あ、そう言えばノアずっと放置したまんまだった。』
ポケットを開けるとひょこっと顔を出して「キュ！キュ！」と鳴くノアが可愛くて一瞬悶えそうになった。
『もうすぐ帰れるからねぇ。ノア。』
地上への扉に手をかけて開けると目の前にはキラキラと光る星と共に真っ暗な夜空が広がっていた。頬を撫でる夜風が冷たくて思わず体が震えた。
『寒い…早く帰らないとグルッペンに怒られそうだなぁ。ヘンペル、今の地上と天界って時差何時間？』
he「えーっと4時間だね。」
『うーむまぁ大丈夫だろう。よし帰るぞ〜！』
背中から羽を生やして扉から飛び立つ。バサリと音を立てて曲がる羽は真っ暗な夜には似合わない真っ白な羽で目立たないか心配になるくらいだった。
『……帰ったらみんなに話さなくちゃなぁ…私のこと。』
空を飛ぶ中で私は自分の話をしようと心に決めた。
夜風はまるで私を応援するように優しく包んでみんながいる城へと向かわせてくれた。
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天音 - めっちゃ昔のにこめんとしちゃったwwごめんなさいw調べますww (2022年2月23日 14時) (
レス) id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - すみません…オリフラって何ですか？教えていただけると嬉しいのですが… (2022年2月23日 13時) (レス) @page4 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - オリフラは、外さないといけませんよ！あと面白かったです更新頑張ってください！ (2019年2月20日 19時) (レス) id: 9499332007 (このIDを非表示/違反報告)
何で - オリフラ外すって事が出来ないんですかぁ？ (2019年2月19日 19時) (レス) id: f2f89dc412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル・ウェール | 作成日時：2019年2月19日 19時
