63話 ページ19
図書室から出て城の中を軽く回る。普通ならトントンは書記長室に居るがしんぺい神が見てもいなかったらしい。
『うーんとんちは書記長室以外の場所には中々行かないからなぁ。』
城の全体を見回ったけどトントンの姿は見かけなかった。
『……グルッペンとか知ってるかな。』
ふとそう思いグルッペンがいる総統室に向かう。
『グルッペン居る？』
gr「む、Aか。どうした？」
『グルッペンとんち何処に居るか知らない？』
gr「いや今日は珍しく見てないな。」
グルッペンが見てないのは珍しい。何時もトントンが書類をよく渡してるから見ない日なんて無い。
『むむ…やはり部屋に居るのでは…？』
gr「トン氏がどうかしたのか？」
『いやとんちが最近寝てないらしいからペ神が探してるんだけど城の何処にも居ないんだよねぇ』
gr「ふむ。なら俺も一緒に探そう！」
グルッペンが椅子から立ち上がりこちらを見てくる。
『いいけど……書類は？』
聞くなりグルッペンは目を逸らしてくる。やり終えてないんですね。
『はぁ…探し終えたら書類やってね？』
gr「！あぁ分かってるゾ！」
グルッペンと総統室を出て書記長室へと向かった。
向かう間面白そうにニヤニヤしていたが見なかった事にしておこう。
『失礼します…。やっぱりとんち居ないね。』
gr「部屋の中見てみるか。」
グルッペンと手分けして部屋の中を見て回る。お風呂場からトイレ、キッチンまで探したが見当たらない。
『居ないね。誰かの部屋にいるんかな？』
gr「トン氏は誰かの部屋に行くなんて余りしないからその可能性は少ないんじゃないか？」
『うーん…』
考えていると廊下からカタッと小さな音がした。グルッペンも気付き廊下に出てみる。しかし誰も居ないし物が落ちている訳でもない。
『……？今の音は？』
gr「小さかったが確かに音がした。何処からだ？」
廊下を見渡すも何か変わった様子は無い。
『……まさか？』
私はふとある可能性を考え足を向かわせた。
gr「A？何処に……！」
私が向かったのは…自分の部屋。
『書記長室から私の部屋は近いから扉が開いてれば小さい音でも聞こえるはず…あ。』
自分の部屋の扉が微かに空いている。隙間からノアの足が見えた。
『ノア〜？どうし……？！』
扉を開けて部屋の中を見ればそこにはゾムと大先生とトントンが私の部屋を漁っていた。
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天音 - めっちゃ昔のにこめんとしちゃったwwごめんなさいw調べますww (2022年2月23日 14時) (
レス) id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - すみません…オリフラって何ですか？教えていただけると嬉しいのですが… (2022年2月23日 13時) (レス) @page4 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - オリフラは、外さないといけませんよ！あと面白かったです更新頑張ってください！ (2019年2月20日 19時) (レス) id: 9499332007 (このIDを非表示/違反報告)
何で - オリフラ外すって事が出来ないんですかぁ？ (2019年2月19日 19時) (レス) id: f2f89dc412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル・ウェール | 作成日時：2019年2月19日 19時
