59話 ページ15
「ありがとうございました！」
お店を出て再び靴屋へと向かう。その道中で見知った顔を見つけた。
『あれ？ひとらんとエミさん？』
声を掛ければ振り向く2人。
ht「あ、A。」
em「Aさん。どうしてここに？」
『来週にパーティがあってそれに参加する事になったから靴を買いに来たの。2人は？』
ht「いやグルッペンが脱走してさ。」
em「今捜索中なんですよ。」
2人は苦笑いしながらそう言う。グルッペンが脱走したとなれば大抵行くのはスイーツ店だけど
『スイーツ店に行ったの？』
ht「それが居ないんだ。」
em「えぇ。どのお店にも居ないんです。町のスイーツ店全部回ったんですけどね。」
へぇ。珍しい。スイーツ店に居ないなんて。私も買い物ついでに探すか。
『なら私も買い物ついでに探しておくね。』
ht「ありがとうA。」
em「見つけ次第すぐにインカムで連絡してくださいね。」
そう言って2人と別れて靴屋への道を進む。数分歩いて着いた靴屋は外装は至って普通だ。
『こんにちは……って何でここに居るの…』
gr「ん？なんだAか。丁度良い。こっちに来い」
その靴屋には既にグルッペンが何故か居て靴を選んでいた。
『いやグルッペン君？君脱走して来たんだろう？書類は？仕事は？』
gr「そ、それは後でやるから！」
言ったな？言ったなお前？よし、後で大量な書類仕事させてやろ。私総統秘書だしね！←
『はぁ…。で？何ですか？』
gr「あぁ。どちらの靴がいい？」
そう言って前に出された2つの靴。
1つ目は白に黒の柄が入っている靴。
2つ目は緑に黒の柄が入っている靴。
『どちらも黒の柄が入ってるのね。』
gr「勿論だ。」
まぁグルッペンが選んだから黒色は絶対入ってるよなぁ。選ぶのに迷った私はノアに「どっちがいい？」と聞いてみた。するとノアは前足で白の靴を指した。
『お、そっちがいいの？じゃあこれにしようか！』
私がそう言えばグルッペンはその靴を持ってレジへと向かう。
『ちょ、グルッペンお金は？』
gr「いい。この靴をパーティで履いてくれればな。」
おのれ…！最初からそれ目当てか！でも買ってもらったのだから履かない訳にはいかない。
『分かったよ。さ、グルッペン。早く帰って書類仕事しようか？』
gr「ふ、増やさないでくれよ？」
『今からトントン呼ぶか書類仕事増えるかどっちがいい？』
gr「よし早く帰るぞ。」
流石トントン。効果はバツグンだ！
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天音 - めっちゃ昔のにこめんとしちゃったwwごめんなさいw調べますww (2022年2月23日 14時) (
レス) id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
天音 - すみません…オリフラって何ですか？教えていただけると嬉しいのですが… (2022年2月23日 13時) (レス) @page4 id: e6b77afed7 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - オリフラは、外さないといけませんよ！あと面白かったです更新頑張ってください！ (2019年2月20日 19時) (レス) id: 9499332007 (このIDを非表示/違反報告)
何で - オリフラ外すって事が出来ないんですかぁ？ (2019年2月19日 19時) (レス) id: f2f89dc412 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル・ウェール | 作成日時：2019年2月19日 19時
