_18度目 ページ19
取引先の方が来るまで待っている事数分。取引相手さんは私と同じくらいの背丈の方で頑張って資料を抱えながら入ってきた。私は少し笑ってしまいながら持ちますよ、と少し分けて持った。
「っあすみません！俺たくさん持っちゃう癖があって…」
『ふふ、危ないですよ。そういう時は頼るのが1番いいです。』
「…ありがとう、ございます」
『いえいえ。あ、座って下さい』
目の前に座ってもらい資料を机に整理してからお互い改めて今日はよろしくお願いいたします、と挨拶をした。名刺を交換すると珍しいお名前なんですね、と言われた。
『そうでしょうか…？優廻っていう苗字はあまり見かけた事は無いと思いますが名前はよく見るかなあと』
「俺なんかあんまり見かけない名前だからイントネーションとかよく間違われますよw」
『あぁ…天野呂太(ｱﾏﾉﾛｳﾀ)さん…で合ってますか？』
「おぉ、1発で合ってる人久しぶりですよ。」
『え、本当ですか。ありがとうございます』
「優廻Aさん…で、あってますか？」
「ん、ふふ…合ってます、よww」
なんか凄い心配そうな顔で言われてしまい思わず笑ってしまった。天野さんはなんで笑うんですか！と言ってるが私はすみません、といいながらまだ笑っていた。
『ふふ、なんか真面目に言われて…w』
「そりゃあ女性の方の名前ですし…」
『紳士な方なんですね。』
2人共笑いながら真面目に取引をし始めた。お互いに平等な利益のある取引。円満に取引が成立して少しお話をすることにして雑談をしていた。
「…あ、優廻さんってエミさんの友達の！」
『エミさんから私の話って聞いてるんですか。』
「えぇ。優しいとか明るいんやで〜とかよう聞きますよ。」
『わ、私ってそう思われてるのか…！』
「…お、俺も、優廻さんは優しくて、明るい方だと思います。」
『え、本当ですか？…ありがとうございます』
笑いかければ天野さんは少し俯きながらこくこくと頷いていた。折角なので苗字ではなく渾名で呼ぼうという事になった。後に大先生とシャオロンさんが来て色々弄られる事になるんだが。
「あ、ロボロじゃん。」
「大先生…とシャオロン」
「あぁ、取引しに来たんか。…女やからって緊張し過ぎてしどろもどろになっとらん？」
「なっとらんわ！」
「嘘つけぇ〜」
「違うわ！」
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Ｒ_ - 初コメ失礼します！！ とても面白くてニヤニヤしながら見させて頂いています((不審者)) 本当にこの作品大好きで…これからどうなるのか楽しみで禿げました(？) 更新頑張って下さい…！！ 無理しない程度でお願いします(((土下座))) (2020年5月11日 12時) (
レス) id: 882f22aeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル･ウィール | 作成日時：2020年4月25日 22時
