_13度目 ページ14
ピピッ、と無機質な機械音が鳴り響いた。取り出して見てみれば38.7。え、これは世間様からコなんとかウイルスだろとか言われるやつ？と考えていると隣からグルさんがお前が考えてることにはならんから大丈夫や、と言ってくれた。
『何故…？』
「簡潔に言おう。お前は毒を盛られた。」
『毒…？』
「なんの毒かは分からんがな。発熱作用のある毒を盛られたんだろう」
『毒…あ、』
ふと頭の中であの子が思い浮かんだが違うかなぁ、と首を傾げた。それを見ていたエミさんが心当たりがあるんですか？と詰めて聞いてきた。私は慌てていや、違うよ！と抑えたのだが。
「あれやろ、ゾム関連やろ」
「あ〜彼奴モテるしな」
『(ﾋﾞｸｯ)』
「…Aさん…？」
『………(やべぇ。)』
私はそーっと視線を逸らした。するとエミさんは携帯を取り出して私の会社に電話をしようとし始めた。此奴会社に休みの電話入れる気だな？！
『わ、分かった！話すから！』
「よろしい。」
エミさんは携帯をしまうと新しくココアをいれてくれて私に出してくれた。私はココアを飲みながらよく分からぬ嫉妬で色々言われた事ともしかしたら今回の主犯も彼女かもしれないということを話した。
「ふむ…まぁAさんから近付くのはたしかに無いですね。」
『私はゾムからは距離を置くって決めたし。近付くことはまず無いかな。』
「…あんまり聞いてはいけないだろうがゾムとAはどんな関係性なんだ？」
『あぁ…元彼だよ。ゾムが浮気をしてね…で、別れたの。まぁ隠さずにちゃんと話してくれたから私は大丈夫なんだけど…関わるのはちょっと苦手で。』
「……そうか。すまない、辛いことを聞いた。」
『大丈夫大丈夫！もうあれは解決したから』
そう笑ってココアを1口飲んだ。その後グルさんは会社の人と電話をしに。トンさんは何かを考えていたみたいで私はエミさんに最近の出来事を聞いてもらっていた。
「…(ゾムは結構距離おかれてるみたいやな…。俺はエミさんも応援したいしな…。取り敢えずゾムには適度な距離を取れ言うとくか。)」
『でね、新しいカフェオレが美味しかったんだ』
「そうなんですか。Aさんはカフェオレ好きですし、良かったですね。(ゾムさんが自ら近付いていると…。これはちょっと手を打たなければ)」
「…あぁ、大先生か？俺だが。ーー署にーーという奴はいないか？…いたか。なら其奴切ってくれ。あぁ？まぁ…色々あってな。」
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Ｒ_ - 初コメ失礼します！！ とても面白くてニヤニヤしながら見させて頂いています((不審者)) 本当にこの作品大好きで…これからどうなるのか楽しみで禿げました(？) 更新頑張って下さい…！！ 無理しない程度でお願いします(((土下座))) (2020年5月11日 12時) (
レス) id: 882f22aeaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノエル･ウィール | 作成日時：2020年4月25日 22時
