太陽くん ページ17
.
｢ﾍｧｯ!?｣
オレンジ色の髪の毛の彼がビクッと肩を大きく震わせてわかりやすくリアクションをとる。
そんなに僕のことびっくりしたのかな？
接点はないものの僕は彼のことを知っている
その見た目とハツラツした部分から勝手に
"太陽くん"と呼んでいる。
｢蛍が、あー、月島？月島くん？ツッキー？｣
｢蛍でいいってば。なに悩んでんの｣
｢いや、ごめんごめん｣
蛍って呼んで伝わるのかな？とさっきの2人の様子を見て思ったから彼の名前を呼ぶのに少し戸惑った。
｢蛍と話し込んじゃってごめんね！僕はもう帰るから！じゃあね、蛍、太陽くん｣
そう言ってひらひら手を振ってカバンを手に取って太陽くんの横を通って教室を出た。
後から蛍のまた明日ねって声が聞こえた。
ﾊﾟｯ、
突然掴まれた腕に後ろを振り返ると
そこには太陽くんが居た。
まぁそれは当たり前なんだろうけど
いきなりすぎて戸惑いを隠しきれなくて、
｢え、？｣
掠れた声で僕は疑問を声にした。
｢まって！…ください！！｣
と、同時に僕の行動を制止する言葉
｢あ、え、敬語じゃなく｣
｢バレー部、入りませんか？！？！｣
｢…へぁ？｣
太陽くんに負けないくらい間抜けな声
そんなことが気にならないほどに
彼の言葉は熱くて、握られた手も熱くて、
｢…っ｣
一筋の汗が頬をつたった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
@ペロキャン(プロフ) - 涼さん» ありがとうございます！！色々絡ませながら均等な感じにみんなに恋愛要素入れていければいいなと思ってます！ (2018年8月19日 23時) (
レス) id: a5d1a3a765 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - とても面白いです!!!夢主君と、谷っちゃんとの絡みがめっちゃ可愛い､､恋愛フラグありですか!?更新頑張ってください! (2018年8月18日 17時) (レス) id: d379028483 (このIDを非表示/違反報告)
@ペロキャン(プロフ) - のあさん» ありがとうございます( ; _ ; )めちゃくちゃに嬉しいです！頑張って更新しますね！ (2018年8月16日 17時) (レス) id: a5d1a3a765 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - めっちゃ面白い！続きが楽しみです！ (2018年8月16日 17時) (レス) id: 048debb475 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
