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階段を降りて行くと、リビングでお茶を入れてくれているお母さんがいた。
大きな煎じくんとは対照的に、小さくて可愛らしい印象のお母さんだった。
A「は、はじめまして…!」
目を少しだけ合わせると、お母さんはニコッと笑ってくれる。
恥ずかしくなってしまって、視線をそらすように頭を下げた。
A「Aといいます。」
煎じくんは私の右肩に手を乗せた。
煎「俺の彼女。」
その言葉が、どこか気恥ずかしい。
煎母「仲良くしてくれてありがとうね。会えてよかったわ。」
そう微笑むお母さんは本当に綺麗で、煎じくんの顔が整っているのも納得できる。
煎「ちなみに、家にお邪魔して晩御飯ご馳走になったこともあるし。俺が熱出してお母さんに看病して頂いたこともあります…」
お母さんはびっくりしたようで、口をパクパクさせた。
煎母「なんでそういうこと黙ってるの!?」
するとお母さんは、すごい勢いで冷蔵庫の中身を確認して
煎母「じゃあ、今日はうちで食べていって!」
A「いえそんな…急で申し訳ないです。」
煎母「いいのいいの!」
私が決めかねていると、煎じくんが耳打ちした。
煎「今日お母さん遅いから、晩御飯一緒に食べれないんでしょ?…食べていきなよ。」
私にそう言ってニコッと笑った。
A「お言葉に甘えて…」
お母さんは嬉しそうにして、料理に取り掛かった。
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桃姫(プロフ) - 誤字すみません…。 (2016年11月22日 16時) (レス) id: bba4690273 (このIDを非表示/違反報告)
桃姫(プロフ) - はじめまして!本当にキュンキュンするラブストーリーをありがとうございます!(?)更新楽しみにしてますね!ちなみな、牡丹の花も読ませて頂いてます! (2016年11月22日 16時) (レス) id: bba4690273 (このIDを非表示/違反報告)
りあん - コメント始めてしますがとても楽しく読んでいます。二番くん格好いいですね(*^^*)更新応援してます(*´∀`) (2016年10月22日 18時) (レス) id: caafde0f34 (このIDを非表示/違反報告)
桜翡苑 - ちぃmm。さん» お帰りなさい!!こっちも"牡丹の花を"も待ってます^^* (2016年10月16日 22時) (レス) id: 169b7c25bf (このIDを非表示/違反報告)
うっちー★煎じ推し(プロフ) - 更新!!ものすごく楽しみです!!頑張ってください (2016年10月16日 21時) (レス) id: 7eb7ad94cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃmm。 | 作成日時:2016年8月5日 16時