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A「…そんなことでいいの？」
てっきり物をねだられるものだと思っていた私は、驚いてしまう。
そんな私の台詞に、煎じくんは小さくため息をついた。
煎「わかってないなぁ。…Aからのキスが、俺にとってどれだけ嬉しいか、知らないでしょ。」
煎じくんは、私が握っている右手を握り返し、
グッと距離を縮めた。
A「えっ…ちょっ！」
顔の距離がほんの20cmになり、煎じくんの吐息がかかる。
煎じくんの、キスを誘う挑発的な視線に、思わず目を伏せた。
A「煎じくん…目、閉じて」
煎「ヤダ。Aが可愛い顔してるから、見てなきゃ。」
初めてじゃないのに、初めてのような雰囲気が、
やけに恥ずかしくって仕方ない。
残り20cmの距離を、ゆっくりと縮める。
煎じくんの頬っぺたに少し手を添えて、キスをした。
一瞬だけ、触れるだけのキス。
それだけでも、煎じくんは嬉しそうに私を見つめ、頭を撫でてくれる。
煎「ありがとう。」
そんな時、玄関から鍵が開く音がした。
煎「あれ、母さん帰ってきた。」
煎じくんは、ちょっとまっててと部屋を出ていく。
しばらく部屋に一人ぼっちになりながら、突然のお母さんの登場に心臓の音を早くさせた。
3分ほどで煎じくんが帰ってくる。
煎「母さんが、Aに会わせろって言うんだけど…いい？」
正直緊張はするんだけど、家にお邪魔している以上こんなことがあるのではと想像していたので、
笑顔で煎じくんに頷き、部屋を出た。
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桃姫(プロフ) - 誤字すみません…。 (2016年11月22日 16時) (
レス) id: bba4690273 (このIDを非表示/違反報告)
桃姫(プロフ) - はじめまして！本当にキュンキュンするラブストーリーをありがとうございます！(？)更新楽しみにしてますね！ちなみな、牡丹の花も読ませて頂いてます！ (2016年11月22日 16時) (レス) id: bba4690273 (このIDを非表示/違反報告)
りあん - コメント始めてしますがとても楽しく読んでいます。二番くん格好いいですね(*^^*)更新応援してます(*´∀｀) (2016年10月22日 18時) (レス) id: caafde0f34 (このIDを非表示/違反報告)
桜翡苑 - ちぃmm。さん» お帰りなさい!!こっちも"牡丹の花を"も待ってます^^* (2016年10月16日 22時) (レス) id: 169b7c25bf (このIDを非表示/違反報告)
うっちー★煎じ推し(プロフ) - 更新！！ものすごく楽しみです！！頑張ってください (2016年10月16日 21時) (レス) id: 7eb7ad94cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃmm。 | 作成日時：2016年8月5日 16時
