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キスしたことはちょっとショックだったけど、それはもうこの際どうでもいい。
私が今まで落ち込んできたとき、優しく支えてくれたけど、その間も煎じくんは苦しみ続けてた。
助けられない幼馴染のことを悩んで苦しんでた。
なのに、私にそんな素振り一度も見せてなかった。
煎じくんは自分が情けないとか、弱いとかよく言うけど、私は誰よりも強い人だと思う。
限界が近いと言っているけれど、ここまで堪えていたのも幼馴染のことを思ってのこと。
常人だったら耐えられることではないと思う。
人の為に…ってことができる、芯の強く、男気ある人なんだなと痛感した。
A「煎じくんは弱くなんかないよ。嫌な人間でもないし、情けなくもない。」
小さい頃から抱えてる重いものを、どうにかなくしてあげたかった。
A「あのね…今まで言ってなかったけど…」
私が話そうとしたとき、家のチャイムがなった。
煎「…鈴奈だ、たぶん。」
煎じくんは私の目を見たあと、ちょっと行ってくると階段を降りて行った。
鈴「煎じ、なんで携帯見てないのよ」
煎「ちょっと他のことしてたんだ。」
鈴「今日お母さんいないんでしょ、上がるから。」
え、ちょ。そういう煎じくんを御構い無しに家に上がった。
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もも(プロフ) - いつも楽しみにしながら読んでます!!!いつまでも読み続けます!!!!!!!!!!! (2016年8月3日 1時) (レス) id: c42a6310b9 (このIDを非表示/違反報告)
琴乃 - いつも見させてもらってます!これからも頑張ってください! (2016年8月2日 19時) (レス) id: 169b7c25bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぃmm。 | 作成日時:2016年7月25日 13時