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【51】49.50はないです! ページ1

A「じゃあ、煎じくん駅に送ってくるね。」




階段を下りているとき、洗い物をしているママに言った。




煎「え、いや大丈夫だよ?」



煎じくんは断ろうとするが、今日ママの強引な誘いに付き合ってくれたお礼がしたかった。



A「いいのいいの。…じゃあママ行ってくるね〜」



煎「Aさんのお母さん、晩御飯ご馳走様でした。美味しかったです。長居してすいませんでした。」



母「あら、ならよかったわ。またおいでね。」



ママに見送られて、私達は家を出た。



私の家は、高校に歩きで行ける場所にあって、学校の最寄の駅と学校の間にある。



煎じくんは、電車を使って学校に通っている。



とは言っても乗り換えなしで、二駅らしいけれど。



つまり、いつもは私を家に送ったあと最寄駅から帰っている。



だから、2人でこの道を歩くのは、初めて2人で出かけた日以来だ。




A「今日はありがとう。…ママと仲良くしてくれて嬉しかった。」




煎「そんな、気にしなくても笑。俺も楽しかったよ?」




煎じくんは、身長差のある私を見て微笑んでくれる。




駅が見えてきたけれど、もう少し一緒にいたくなる。



A「…煎じくん。」




煎「ん?」




A「手…繋ぎませんか?」




勇気を出して、言ってみる。



煎「もちろん。」



煎じくんは私の手を取り、指を絡めた。



腕の位置が違って、私の腕は直角くらい曲がってるけれど。



煎「もっと一緒にいられたらなぁ…。」



煎じくんがボソッと呟いた。



同じこと思っててくれたのが嬉しくて、
私は煎じくんの手をギュッと握った。

【 52 】→



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もも(プロフ) - いつも楽しみにしながら読んでます!!!いつまでも読み続けます!!!!!!!!!!! (2016年8月3日 1時) (レス) id: c42a6310b9 (このIDを非表示/違反報告)
琴乃 - いつも見させてもらってます!これからも頑張ってください! (2016年8月2日 19時) (レス) id: 169b7c25bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちぃmm。 | 作成日時:2016年7月25日 13時

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