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アメリカから韓国に帰ってきたら、ジス達が、忙しくなった。

私達のせいかな?
兄に連絡したら、"処理能力がないのかもしれないな"と言われた。

同じ国に居るのに、会えない日が続く。

会えないのは仕方ない。
けど、体を壊していないかが心配だった。

「アレックス、リサ、ちょっと様子を見に行こうか。」

連日連夜、忙しくしていた彼らの様子が気になったので、SEVENTEENの事務所に行った。
思っていたより、大変なことになっていたみたい。
アレックスを置いて来たけど…。
アレックスが3日もかけるなんて…。

「エリー、貴女の影響力、ヤバいわ。」

と、呟けば、

「エリーじゃなくて、アンだよ。」

とリサに言われた。

「え?何故、私?」

首を傾げれば、リサは苦笑い。

ジスはアレックスを事務所に置いて来てから一週間後に帰ってきた。







「ジス、大丈夫?疲れてない?」

ソファで私に抱きつくジスに聞けば、

「うん、今、充電中。」

と、よくわからないことを言われた。

「明日も仕事でしょ?」

「うん、でも、大丈夫。」

ジスはそう言って私から離れない。

「ジス…?」

「うん、ベッド行こうか。」

「え?」

「ベッド行こうね。」

そう言って私の手を引くジス。

「あの、ジス?」

「ん?」

なんでそんなに当たり前のように…。

「疲れてるんだよね?」

「いや、大丈夫。」

「え?」

「大丈夫。」

ニコニコでそう言うジス。
いつもの爽やか青年な彼ではなく、夜の…なんだか怪しい色気が彼からでてきている。
あれ、コレは…。
しくじったかもしれない。

「ジスは疲れてるんだから、先に寝てて良いよ。おやすみ…」

そう言って、彼に背を向けたんだけど、

「ダメだよ。」

そう言う彼にガシっとホールドされ、動けなくなった。

「僕はAがいなきゃ、よく眠れないもん。」

「いや、同じ家にいるよ!」

ずるずると、ジスに引きずられながら、言うけど、

「同じベッドじゃなきゃ…」

そう言う力持ちのジスに結局は、抱えあげられてしまった。

「いや、だから、ジス?」

「大丈夫、大丈夫。」

抵抗虚しく、大人な男の色気を纒ったジスにベッドに強制連行されてしまった。

忘れてた。
ジスは体力お化けだった。




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作者名:ちな | 作成日時:2022年8月20日 0時

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