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スングァンが、私の基礎化粧品は、高い良いやつだから、勝手に使ったら駄目だって、ジスを諌めた？らしい。
え、高いやつだったんだ。
うちのメイクスタッフが"使え"と持ってきたものだから知らなかった。
帰宅してから、ジスは、"やらかした"と、ショックを受けている。
別に、良いのになぁ。
ソファに、座ってしょぼんとしているジスは可愛いけど。
「ジス？気にしないで。」
後ろからジスに、ハグしてそう言っても、彼は元気にならない。
「ジス？」
「僕は、ダメだ。一緒なのが嬉しくて、スングァナに指摘されるまで、全く気づかなかった。」
そう呟き、俯くジス。
「アレは、うちのメイクスタッフが押し付けてきたヤツだから、私も高いとか知らなかったよ？」
私がそう言えばジスは下げていた頭を上げた。
「Aも知らなかったの？」
「うん。私は化粧品にあまりこだわりがないから。ジスのお肌の調子が良いなら、一緒に使ったら良いんじゃないかな？」
「でも、消耗品だし。」
「ジスが嫌なら…。」
「嫌じゃない。けど、男としてどうなの？僕はAに買ってあげたい。」
「う〜ん？じゃあ、無くなったらジスに買ってもらうね？」
そう言えば、ぱぁっと、明るい顔になるジス。
「うん！」
と、返事するジスには悪いけど、基礎化粧品は、なくなる前にうちのメイクスタッフが持ってくるけどね。
これは、言わなくていっか。
▽
リビングのソファで、寛いでいたら、
「ねぇ、A」
「ん〜？」
「僕にさ、可愛さを求めるのは違うと思うんだよね？可愛いのはAであって、僕はさ、Aに格好良いを求めてほしいの。」
ぎゅっと、ハグしてくるジスは言う。
不思議の国、発動中かな？
「ジスは…」
「ん？」
「ジスは職業柄、常に格好良いを求められるから、私くらいは可愛いジスを求めても良いんじゃないかな。そもそも、ジスは可愛いし。」
「え、」
「私は格好良いジスも、可愛いジスも好きだよ。」
そう言って、ジスを見たら、ジスの耳が赤くなってた。
やっぱり、ジスは可愛い。
額に手をおいて、唸るジス。
「可愛いのはAでしょ？」
ジスはそう呟いてるけど、そんなことはないと思う。
私より、ジスのほうが可愛い。
あれ、女としては、不味いのかな？
まぁ、いっか。
…
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ちな(プロフ) - シウさん» コメントありがとうございます。毎日、UPできるよう、がんばります〜! (2022年7月31日 18時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！毎日楽しみが増えてとっても嬉しいです！ホントありがとうございます！！ (2022年7月31日 10時) (レス) id: 633c1e8dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年7月18日 10時
