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衣装スタッフのキムは、真面目だ。
黙々と仕事をする彼女は、メンバー皆、嫌いではないが、近寄りがたい。
僕達が格好良くあるために、彼女は、精一杯努力してくれているし、仕事にも信頼がある。
キムは、僕達を"SEVENTEEN"としか、見ていないはずで…。
だから、衣装合わせの場にAが居ても大丈夫かな、なんて、安易に考えてしまった。
まさか、キムがAを睨み付けるなんて、僕達の誰も、予想できなかった。
「キム氏は、Aさんに"自惚れるな。SEVENTEENメンバーは、貴女に興味ない。"って言っていたな。」
マネヒョンが廊下で見たことを話す。
「なんで、そんなことを？」
ジフナがそう、言いながら、顔を顰めた。
「わからない。Aさんの指輪作戦は、女性には無効なのかもしれないな。」
マネヒョンが言う。
「暫く、Aちゃんは、来ないほうが良いかもね。」
呟くように言うハニ。
同意するメンバー達。
せっかく、一緒に居られたのに…。
でも、Aが嫌な思いをするのは嫌だ。
▽
誰が、彼女にキムの名前を、教えたんだろうか。
"キムチ"って、もう、別のものの、名前じゃないか。
Aは、素直にあの人の名前が"キムチ"だと思ってるし。
僕の我儘でAを傷つけさせるわけにはいかないし、嫌な思いをさせたくない。
キムのAに対する誤解が解けるか、キム自身が、僕達から外れるか、しないと、Aを事務所に呼べないな。
そもそも、何でキムはAに対して、あんな態度を取ったんだろうか？
僕らと彼女が仲良くしているのは、事務所内では有名だったんじゃないの？
Aは、今日のこと、気にしてないみたいだけど、僕は、凄く嫌な気分だった。
僕らが誰と仲良くしようと、衣装スタッフには関係ないよね？
リビングのソファに座って考えていたら、
「ジス、ブサイクになってる。」
そう言ってAは、僕の頬を両手で包んだ。
「ブサイクって…」
「ジスは、いつも考えすぎ。もっと、Positiveに、Happyなこと、考えよう？」
心配そうなAの目。
そういうトコ。ズルいよね。
「うん、わかった」
そう返事をしたら、彼女は笑う。
彼女につられて笑えば、
「私は、笑ってるジスが好き」
と、言い逃げして、パタパタとキッチンの方へ行ってしまった。
「あ〜、ほんと、A、可愛い。」
思わず、呟いた。
…
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ちな(プロフ) - シウさん» コメントありがとうございます。毎日、UPできるよう、がんばります〜! (2022年7月31日 18時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！毎日楽しみが増えてとっても嬉しいです！ホントありがとうございます！！ (2022年7月31日 10時) (レス) id: 633c1e8dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年7月18日 10時
