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鋭さを増すキムチの視線に、私はこのままここに居たら危ないんじゃないか。と思う。
「次、ウジさん来てください」
キムチが声をかける。
ウジはため息をついたあと、キムチの方へ歩いていった。
多分、キムチが、私を睨んでいるからなんだろうけど、なんとも言えないメンバーの不穏な雰囲気。
「A、次の仕事、行くわよ。」
丁度良いタイミングでリサが私を呼びに来た。
私が居なければ、雰囲気も良くなるんじゃないかな。
あ、ジスに"似合ってるよ"っていうの忘れた。
「なんか、雰囲気ヤバかったわね。何かあったの？」
リサに聞かれた。
「キムチが私を睨んでいたから…」
「キムチ？って、だれ？」
「SEVENTEENの衣装スタッフかな？」
「なんか、只事じゃなさそうね。」
「この間、廊下で、怒られた。」
「え、」
「"仕事サボるな。自惚れるな。SEVENTEENメンバーは、貴女に興味ない。"って言われた。」
「初対面で？」
「うん。」
「は？ナニソレ」
「よくわからない。早口だったし、私の聞き間違いかな？って思ってたんだけど…」
「その時はどうしたの？」
「マネージャーさんが助けてくれた。」
「ん〜、暫くこっちに来ないほうがいいかもね。」
「私もそう思う。」
そんな話をリサとしながら、車に乗り込む。
SEVENTEENのスタッフになにかされたら、嫌だし。
暫くは、大人しく自分の仕事してようかな。
サボるなって言われたし。
▽
その日、帰宅したジスは不機嫌だった。
「ジス、おかえりなさい。」
そう声をかけても、眉を寄せたままのジス。
「…ただいま。」
ジスにハグしても、彼の顔は、晴れない。
「ジス、今日の衣装、似合ってたよ。」
そう話しかけても、
「うん。ありがとう。」
そう言って、ジスはため息をついた。
「ジス、どうしたの？」
彼の首に腕を回して聞けば、ジスは私をじっと見た。
「僕は、Aが嫌な思いをするのは嫌だ。」
「うん。」
「暫く、Aを事務所に呼ばないように言われた。」
酷く残念そうに言うジス。
「うん、私も、"キムチ"が怖いから、暫く自分の仕事をしていようかなって思ってた。」
私がそう言うと、ジスは首を傾げた。
「キムチ？」
「キムチ…私を睨んでくる人」
「…キムチ、ふふ、そう、キムチね。」
そう笑うとジスは私を抱き上げた。
おぉ、相変わらず、力持ち。
「暫くは仕方ないか。落ち着いたら、また来てくれる？」
ジスがそう言うから、頷いた。
…
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ちな(プロフ) - シウさん» コメントありがとうございます。毎日、UPできるよう、がんばります〜! (2022年7月31日 18時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！毎日楽しみが増えてとっても嬉しいです！ホントありがとうございます！！ (2022年7月31日 10時) (レス) id: 633c1e8dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年7月18日 10時
