◎222 ページ22
◎VERNON
え、シュアヒョンの彼女さん、Aさんは、Negotiatorだったの？
普段、ぽやぽやしてる彼女に"契約の場"の通訳なんてできるのかな？って思ってたんだけどさ。
報酬額、桁二つも、相手企業につけさせた手腕は、鮮やかだった。
《これが"SEVENTEEN"の適正価格です。》
なんて、笑顔で普通言えない。
「ゴネたらもう少し引き上げられたのになぁ。」
交渉成立して、相手企業が帰ってから、彼女さんが呟いた言葉に驚いた。
「え、と、結局、はじめの価格より、桁二つ増えたんだよね？大丈夫だよね？」
マネヒョンがそう彼女に確認している。
「えぇ、最初のは、安すぎるので、大丈夫です。それにアチラは下っ端じゃなくて、CEOもいたので…。これからは、桁二つ増えたのが最低報酬ですから、それ以上貰ってください。」
ニコニコAさんが言う。
「マジか…」
マネヒョンは口をあんぐり開けた。
これさ、俺よりシュアヒョンより、彼女さんが居て良かったんじゃない？
▽
「ねぇ、シュアヒョン。」
「なに？」
「ヒョンの彼女ってさ、」
「うん？」
「Negotiatorなの？」
「え？」
「今日、俺達の報酬額、相手企業に跳ね上げさせたけど。」
「え、知らない、ナニソレ。」
「相手企業の人が"ルーカスのとこのNegotiator"って呼んでたよ。」
「へぇ、Negotiatorねぇ。多分、あだ名だと思うけど…」
「でも、鮮やかな手腕だったよ。」
「僕も見たかったな。」
「《これが"SEVENTEEN"の適正価格です。》って、桁二つつけさせてた。」
「え、桁二つ？」
「ヒョンの彼女さん、凄いね。」
「ん、ありがと」
ヒョンは首を傾げて、そう言った。
If…ヒョンが彼女さんと別れたら。
多分、彼女さんは引く手数多だろうな。
歌がうまくて、語学ができて、Negotiator…まだまだ、俺の知らない彼女さんの魅力はあるんだろうなぁ。
どっかにそんな人、居ないかなぁ。
…
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ちな(プロフ) - シウさん» コメントありがとうございます。毎日、UPできるよう、がんばります〜! (2022年7月31日 18時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！毎日楽しみが増えてとっても嬉しいです！ホントありがとうございます！！ (2022年7月31日 10時) (レス) id: 633c1e8dea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年7月18日 10時
