▼218 ページ18
▼
BTSに求められるA。
彼らのダンスは、かなり完成度高くて、このステージのために、必死で練習したことが伺える。
演技なの？って言えるかわからないほど、彼らの目は本気でAを求めていた。
だから、ダメだよ。
Aはあげない。
本当は彼女の差し出された手を取って終わるはず、だったのに、僕は彼女を抱きしめた。
「君の手を取るのは僕じゃないとね、」
マイクをつけていないのを良いことに抱きしめたAに囁いた。
だって、Aは、全部僕のものだもの。
彼女の肩を抱いて、裏にはける。
僕は満足していた。
裏でルーカスに、
「やりすぎだ」
と注意されたけど、でも、だって、Aは、僕の大事な人だもん。
ソレが、こんなことになるなんて思いもしなかった。
翌日、ネットニュースに流れたのは、"ルーカスと、歌姫Unnamedが恋仲"報道。
ルーカスは、確かに舞台に出た仮面の男と間違えるように、していた。
それは、僕、SEVENTEENのジョシュアに対する配慮で。
でも、だからといって、ルーカスがAと恋仲だなんて！
「責任を取って、Unnamedの恋人は僕だって、名乗り出る！」
そう叫んだけど、メンバーを始めとして、マネヒョンにも止められた。
「ヒョンに対するアチラの配慮が台無しになるでしょ？」
冷静にジフナに言われて、口を噤んだ。
▽
「A、ごめんなさい」
Aを抱きしめて謝れば、彼女は、苦笑いした。
「Aを、困らせるつもりはなかったんだ。」
今、彼女を困らせてるだろう現状を作り出したのは、僕だ。
「ジス…」
「嫌だったんだ。僕は…」
我儘で、嫉妬して、やらかしたけど、Aは、そんな僕の両頬を両手で包み、僕と目を合わせて、
「ジスも、協力してね。」
と言った。
「協力？なんでも、するよ。」
そう答えれば、Aは、ニコリと笑った。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 419人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちな(プロフ) - シウさん» コメントありがとうございます。毎日、UPできるよう、がんばります〜! (2022年7月31日 18時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！毎日楽しみが増えてとっても嬉しいです！ホントありがとうございます！！ (2022年7月31日 10時) (レス) id: 633c1e8dea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちな
| 作成日時：2022年7月18日 10時
