不思議の国のジョシュア君3nd

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おかしいよね？おかしいなぁ。
毎日愛し合ってるのに、Babyが来ないのって、どうしてなんだろう？と考えていた。

目の前のカメラクルーの男性スタッフが、

「諸説あるけどさ。女を喜ばせれば、男の子が、男が喜んだら、女の子らしい。」

「え、じゃあ、女の子ばかりのうちのパパはヘタクソってこと？」

「まぁ、諸説はあるさ。」

「両方欲しいなぁ。」

「…だな。」

なんて、話しながら、通り過ぎた。

え、Aに似た女の子、欲しいのに…。
ヘタクソじゃないと、女の子、来ないの？
え、僕に似た男の子だったら、絶対、ママLoveのライバルになるじゃん。
Aに似た男の子なら、天使だけど…なんて考えていたら、

事務所のスタッフが僕の目の前で、

「お前、この間、子ども、生まれたんでしょ？可愛い？」

「子どもは可愛いけどね。奥さんがね〜」

「なに？奥さんがどうした？」

「子どもばかりで全然かまってくれなくて…。仕方ないけどさ。」

「あぁ、そうだな。子どもばかりになるよな。」

「もうちょっとかまってほしいけどなぁ。すっかり、ママだよ。」

「ママになるのは良いことなんだけどなぁ。寂しいよな。」

「そうそう。」

なんて話しながら、通り過ぎた。

え、かまってくれなくなるの？
それは、嫌だなぁ。
そんなに子どもばかりになるのは…。
Aには、僕を一番優先してほしい。
…暫く、いらないかも。

あぁ、だから、神様は僕達のところにBabyを寄越さないのか。

なるほど。

「ジョシュアさん、入ってくださ〜い」

「はい！」

スタッフに呼ばれて、撮影に入る。

焦らなくてもいいか。
Babyができたら、もう、ぼくと結婚するしかないだろうと思ったけど…。
かまって貰えなくなるのも、Aの一番じゃなくなるのも、嫌だし。
しばらくは、まだまだ二人で居たいかな。







…

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