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アレックスとリサはホテルの部屋の前まで、送ってくれた。
ルーカスが、用意してくれた部屋はジスとの二人部屋。
だけど、なんとなく、豪華だった。
リビングあるし。
ソファに並んで座って、初日公演の今日、特別席？で見ていたジスが褒めてくれた。
「凄く嬉しい。」
そう云うと、ジスが私を自分の方へ抱き寄せた。
なんだろ？今日は、ハグ多いな？
「Aは、ずっと僕の傍に居てね。」
ちょっとだけ、不安そうに言うジスに首を傾げる。
「ジス、どうしたの？」
そう聞けば、
「Aは、やっぱり、ルーカスの歌姫なんだって実感して…」
普段と違うから、驚いた、のかな。
「私は、私だよ？」
「そう、なんだけど。ステージにいるAは、なんか違う、から。」
「ステージにいるのは、私じゃないからねぇ。MMとか、アンはルーカスに作られたCharacterだよ。」
「Character？」
「うん、ジスが知る私が、ホントの私。」
「そっか。」
何故か、嬉しそうに笑うジス。
何が嬉しかったのかな？
▽
翌日からは、ジスは護衛？の一人として、私の傍にいた。
アイドルが、本職の護衛と一緒に、他の歌手の護衛するって、可笑しくて、笑ってしまう。
「ねぇ、ジス、ホテルで休んでてもいいよ？」
ジスの仕事じゃないんだから。
そう言うと、
「え、ヤダ。Aと一緒にいる。」
と、返された。
会話を聞いていたアレックスとリサは、苦笑いした。
アンの仮面をつけて、舞台に行こうとしたら、何か騒ぎが…。
「Unnamedはっ俺のために！」
聞こえてきた不審な男の声。
隣を歩いていたジスが私の肩を抱き寄せた。
私達の前にリサとアレックスが並び立つ。
「アン！」
私の仮面を見てか、男は周りをナイフで威嚇しながら、こちらに走ってくる。
崇拝者、かな。なんでここに？
ギュッとジスは私の頭を抱え込む。
「大丈夫。僕が傍にいるよ。」
そう、ジスに言われた。
崇拝者は、多分、アレックスとリサが捕まえてくれるから。
ジスも居るし、心配とか、怖さはあまりなかった。
ただ、着痩せするジスの逞しい胸に抱かれて、違う意味でドキドキしてしまった。
「崇拝者1名、確保。」
「侵入ルート確認。」
アレックスとリサが無線でやり取りしていた。
崇拝者は、護衛部のスタッフが連れて行く。
「大丈夫？」
「うん。ありがとう、ジス。」
普段、ふわふわしてるのに、ジスも男なんだなって、格好良いなって、ちょっと思った。
…
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ちな(プロフ) - maさん» コメント＆応援、ありがとうございます。楽しんで頂けているようで、嬉しいです。はい。がんばります。 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新いつも楽しみにしてます。これからも無理せず頑張ってください。 (2022年5月20日 23時) (レス) @page4 id: 279d3df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - やはやはさん» 応援ありがとうございます。女子視点から見たら男の子は不思議をテーマに書いてます。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2022年5月20日 22時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - いつも読んでます！このお話のジョシュアがめちゃめちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます。！ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 9f94b353bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年5月20日 14時
