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「ジョッシュは、こっちな。」
アレックスがジスを誘導する。
プライベートジェットとはいえ、私(女性)と一緒の写真を撮られたらヤバいから。
ジスは一応、護衛のアレックスと移動する。
ジスはチラリとこちらに視線を寄越すから、頷いた。
「アンは、こっち。」
アレックスの代わりの護衛リサが言う。
私はリサと乗り込むことになっていた。
スタッフは、私をM.Mから、アンと呼ぶようになった。
アンは一般的な名前だから、Unnamed＝アンにはならないし、万が一バレても、本名は守れる。考えられてるよね。
リサから資料を受け取り、目を通しながら歩く。
兄とコンサートのことを相談して、M.Mから、Unnamedに名前を変えたから、歌い方を変えようということになった。
M.Mはどちらかというと、機械的に突っ立って歌う感じだった。
Unnamedは普通に動いて歌うって感じ。
それに伴い、色々変更が出ている。
衣装だとか、舞台装置だとか。
どちらにしろ、顔は出さないんだけどね。
仮面もちょっと変更している。
MMの時は、ロボットみたいな無機質な感じから、Unnamedは、綺麗なピエロみたいな感じに。
変更が沢山あって、準備が、いつもより、大変だった。
「Aっ」
遠足前の子どものようにキラキラした目でこちらを見るジス。
アレックスは、呆れたような顔をしているし、リサは苦笑いして、私から資料を受け取った。
「ジス、遠足行くみたいにキラキラしてる。」
そう、指摘しながら、彼の横に座ると、彼はニコニコしながら、私の手を握った。
「楽しみでしょ。だって…。」
そう言うジス。
まぁ、お仕事、休み無しで、ずっと頑張ってたしね。
「ジス、着くまで時間あるから、少し寝なよ。」
「でも…」
「ずっと頑張ってたでしょ？少し休んで、私も寝るし。」
「わかった。」
そう言ってジスは目を瞑り、すぐ寝息が聞こえてきた。
疲れてたのね。
でも、手を離してくれないんだ…。
「はい、アン」
リサが私に資料を渡してくれる。
片手は使えないけど仕方ないか。
目的地までノンストップだから、数時間。
いつの間にか、私も寝ていたみたい。
…
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ちな(プロフ) - maさん» コメント＆応援、ありがとうございます。楽しんで頂けているようで、嬉しいです。はい。がんばります。 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新いつも楽しみにしてます。これからも無理せず頑張ってください。 (2022年5月20日 23時) (レス) @page4 id: 279d3df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - やはやはさん» 応援ありがとうございます。女子視点から見たら男の子は不思議をテーマに書いてます。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2022年5月20日 22時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - いつも読んでます！このお話のジョシュアがめちゃめちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます。！ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 9f94b353bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年5月20日 14時
