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人の欲は果てしない。
だから、僕も欲深くても仕方ない。
初めて、Aと声を合わせたけど、とても気持ちよく、伸び伸びと歌えた。
以前、ハニが"Aちゃん、凄い"って、言ってた意味を体感した。
うわ、無理。
僕、以外と歌わないで欲しい。
もしくは、もっと、歌いたい。
僕はもともと彼女を愛してるけど、コレは惚れ直すしかない。
僕が感動している間に、Aは、自分の作業室へ行ってしまった。
あそこは企業秘密もあるからって、僕でさえ、立入禁止。
行く前に捕まえないと、なかなか出て来てくれない。
「ねぇ、もっとAと歌いたい。」
そう我儘を言えば、ジフナに呆れた目で見られ、ルーカスに苦虫を噛み潰したような顔をされた。
Aと声を合わせたら、どれだけ、素晴らしいものができるのか、PDの二人に延々と語っていたら、
「ジス、ワインでも飲んだ？」
とAが声をかけてきた。
「え、飲んでないけど…」
「素面でソレか…」
とりあえず、Aが作業室から出てきたことが嬉しくて、彼女と手を繋いだ。
ジフナが一つ、ため息をついて、
「ヒョン、とりあえず、事務所行こう」
と、声をかけてきた。
え、なんで？
そんな顔をしていたんだろう。
彼は僕の肩をグッと掴んだ。
「これから、ダンス練習あるでしょ？」
と、ジフナは言う。
「え、」
ヤダと言おうとしたら、Aに、
「ジス、いってらっしゃい」
と、言われてしまった。
仕方ない。仕方ない。
さっさと終わらせて帰ろう。
「うん、行ってきます。」
と言うも、ほぼ、ジフナに引き摺られて、レコーディング室をあとにした。
…
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ちな(プロフ) - maさん» コメント＆応援、ありがとうございます。楽しんで頂けているようで、嬉しいです。はい。がんばります。 (2022年5月20日 23時) (
レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
ma(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新いつも楽しみにしてます。これからも無理せず頑張ってください。 (2022年5月20日 23時) (レス) @page4 id: 279d3df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちな(プロフ) - やはやはさん» 応援ありがとうございます。女子視点から見たら男の子は不思議をテーマに書いてます。楽しんでいただけて嬉しいです！ (2022年5月20日 22時) (レス) id: 0b8c1c72f4 (このIDを非表示/違反報告)
やはやは - いつも読んでます！このお話のジョシュアがめちゃめちゃ好きです！！これからも楽しみにしてます。！ (2022年5月20日 21時) (レス) id: 9f94b353bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちな
| 作成日時：2022年5月20日 14時
