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なんかよくわからない捨て台詞？を吐いてファサは帰っていった。
「バレちゃったね。」
ニコニコと笑いながら言うジス。
「まぁ、ファサだから、大丈夫だと思うけど…」
メディアにバレる、とかの心配はしていない。
ファサは私の正体を知っても秘密を守ってくれているし、バレると不味い相手なら、ウチのスタッフがジスを必ず止める。
ただ、彼女はなんだか物凄くショックを受けたような顔をしていた気がする。
何がショックだったのかな？
「だから、シュア、迂闊な行動は控えろってあれほど言ったじゃないか…」
「相手がファサだったから良かったものの…」
ジョンハンとウジが、ジスに説教をしていた。
一応、二人の説教を聞いている風を装っているジスはニコニコしている。
二人の話、ちゃんと聞いてるのかなぁ？
チラリとウォヌを見れば、彼はハンズアップして、
「ヒョンはまったく聞いてないよ。」
と呟いた。
「え、ウォヌ"も"エスパー？」
びっくりしてそう言うと、
「"も"ってなに？ってかエスパーってなに？」
と難しい顔をしたホシが頭を抱えていた。
え、エスパーはエスパーだよ？
「Aさん、思いっきり顔に出てたよ。」
バーノンが苦笑して呟いた。
「え、ほんと？」
自身の両頬に手を添えてそう呟く。
顔に出るなんて、初めて言われたなぁ。
「可愛い。Aなんのポーズ？」
ジスが私を茶化して聞いてくる。
「初めて言われた。のポーズ？」
首を傾げてそう答えれば、ジスをはじめとしたSEVENTEENのメンバーに笑われた。
ちょ、そこ！
どさくさに紛れてウチのスタッフも笑ってるじゃない。
「もぅ、何しても可愛い。」
と言いながらジスは私を抱き寄せた。
彼はよくわからない世界に入ったようだ。
ちらりとメンバーを見れば、皆がみんなため息をついたり、呆れた目をジスに向けていた。
ん〜？
やっぱり、皆、ジスが大好きなんだね〜？
「絶対に違うから。」
と強く言うジュン。
え？私、また顔に出ていたかしら？
「SEVENTEENと絡んでいる時のアンは年相応ね。」
苦笑いしたリサが言う。
「年相応ってなに？」
と眉を寄せれば、リサは私の頭を撫で、
「可愛いってこと。」
そう呟く。
「ヤァ！リサ、Aに勝手に触らないで。」
とジスは私の頭を撫でるリサの手を払った。
「ジョッシュは相変わらずね、」
ハンズアップするリサ。
「仕事終わりでしょ？帰ろう」
結局ジスにそう言われて帰宅した。
…
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作者名：ちな
| 作成日時：2023年4月14日 7時
