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どうして？なんて疑問の答えは唯一つ。
僕の彼女が、SPECIALに可愛いから。
僕の彼女はとても魅力的だから、彼女に恋い焦がれる男が現れるのはもう仕方ないことなんだ。
モテる彼女にちょっとだけ嫉妬しちゃうけど、Aはその心もその声もその魂もその身体も全部僕のものだから、まだ寛大な心で彼女に恋する男を見ていられる。
残念でした。
Aは誰にも譲らないし、誰にも渡さない。
僕は誰よりも彼女を愛してるし、Aに愛されてると自負している。
戦う前から勝負はついてるんだからさぁ。
だから、諦めなよ。
ねぇ？ジョングク。
今日の出来事をAから聞いた。
ユンギさんと打ち合わせしていたら、乱入してきたらしいジョングクは、
"男を磨いてきました。宜しくお願いします。"
ってAに言ったらしい。
Aは、不思議そうに、
「男を磨くって何？何を宜しくするの？」
と僕に聞いてきた。
彼女にしたら、不思議なんだろうね。
「Aはジョングクに関心があるの？」
「え、ないよ。」
「そう話した彼の真意が知りたい？」
「別に…知りたくない。」
「じゃあ、ほっとけば？」
「うん、ジスがそう言うなら、ほっとく。」
Aったら、大変素直で宜しい。
Aにしたら何でも無いことなんだろうけど、彼に関心がないとか、彼の真意を知りたくないとか、僕が言うからとか。
彼女の口から出てくる言葉を喜んでしまう僕は性格が悪いのかな？
いくら男を磨こうとAはジョングクに渡さないよ。
Aは僕を愛してるんだからさ。
「ふふ、」
思わず笑ってしまったら、
「ジス？なにか楽しいことあった？」
とAは首を傾げていた。
そんな彼女を抱き寄せて、
「Aが傍に居てくれるから嬉しくって…」
と彼女の耳元で囁やけば、
「今更？」
と彼女は苦笑いした。
「今更でも、なんでも、Aが望んで僕の傍に居てくることが嬉しいんだ。」
そう言えば、
「ジスが嬉しいなら、良かった。」
とAは笑ってくれる。
僕にとって一番大事なのはAが笑ってくれること。
ラブラブな僕達の間に他人が入り込む隙なんてないよ。
だからね、ジョングク、無駄な努力は辞めなよ。
…
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作者名：ちな
| 作成日時：2023年4月14日 7時
