▼541 ページ1
▼
毎日のことだから。
朝起こしてもらうのも、"行ってらっしゃい"をしてもらうのも、"おかえり"をしてもらうのも、"おやすみ"をして一緒に寝るのも…。
数分でも数時間でも一緒に居られたら、触れ合えたら幸せ。
僕にとって、Aは元気の源で生きる糧。
僕の愛は重い？
I know.
でも、Aは全て受け止めてくれるし、
僕だってAの全てを受け止めるもん。
たまたまAは世界的なアーティストで、僕はSEVENTEENだったけれど、Aが世界的に有名なアーティストでなくても、僕にとってAは特別なんだ。
「Jisoo、What's with you？」
そう声をかけてくれる愛しい彼女を抱き寄せて、
「僕は幸せだなぁって思って…」
と答えれば、腕の中のAは笑う。
「Aは？今、幸せ？」
そう聞けば、Aは僕の背中に腕を回し、
「ジスが傍に居てくれるから、とても幸せ。」
仕事が充実しているからじゃなくて、僕が傍に居るから、と僕にとって一番嬉しい回答を口にしてくれた。
「…生きてて良かった。」
そう呟けば、
「変なジス…あ、いつも、か。」
と彼女は呟く。
「ねぇ、ジス。」
「なぁに？」
「もし、メンバーがジスのシャツを着たら、ジスはちゃんと起きる？」
「え、なんで僕のシャツをメンバーが着るの？」
「だって、私が着たらジスは起きたよ？」
そう言うA。
彼女はわかってない。
僕にとって、Aがどれだけ"特別"なのか。
僕のシャツを着たAはとても可愛くて、セクシーで魅力的だけど、メンバーが僕のシャツを着ても魅力的じゃない。
「A、そもそも前提が違う。Aは僕にとって特別なの。メンバーとは違う。」
そう答えれば、彼女は不思議そうに僕を見る。
「ジスにとって、メンバーも特別でしょ？」
まぁ、彼女の言うことは間違いではないけれど。
彼女の唇に軽くキスをした。
「Aとは何度でもいつだってキスしたいけど、メンバーとはキスしないもん。特別の意味が違う。」
そう解説すれば、彼女は首を傾げて、
「ん〜、よくわからないや。でも…」
と呟いた。
Aは別にわからなくてもいいよ。
これは僕の気持ちの話だし。
なんて思ってたら、珍しく彼女から僕にキスしてくれた。
「私もキスしたいのはジスだけ。」
小さく呟かれたAの言葉。
あぁ、僕は幸せ者だなぁ。
…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 513人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちな
| 作成日時：2023年4月14日 7時
